米複合企業スリーエム(3M)(NYSE:MMM)は、10-12月期中に従業員1800人の追加削減を実施する
ほか、12月の最後の2週間に無給休暇や有給休暇を取得するよう一部従業員に促している。5日付の
ミネアポリス・スター・トリビューンが報じた。
またこの記事によると同社は、2009年の能力給の支給を延期する見通しだという。
同社広報担当者からはコメントを得られていない。
3Mは7-9月期に1000人の人員削減計画を発表。その後、10-12月期に最新のコスト節減計画に着手
した。世界的な景気減速の中、3Mでは多くの製造業者同様、さまざまな自社製品の需要が減少している。
薄型テレビやパソコンモニター向けの輝度上昇フィルムの製造を手掛けるディスプレー・グラフィックス
部門は、競争の激化とフィルムが利用される商品の需要減により、特に打撃を受けている。同部門は
かつて、社内で最も収益性の高い部門の1つだった。
3Mはフィルムのほかにも、粘着テープ、聴診器、食器洗い用スポンジなど、広範な製品の製造を手掛けている。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCNP8388.html 依頼875