★「冬のボーナスは昨年より減った」は3割に インテージ調査
マーケティングリサーチのインテージが2008年12月15日に発表した「ビジネスパーソン2008年冬の
ボーナス事情調査」によると、冬のボーナスが支給される(された)人は58.6%で、そのうち支給額が
昨年に比べて「減った」は31.1%、「変わらない」が49.8%だった。
調査は、同社ネットモニターの20〜59歳の男女2400人を対象に実施。支給額の減少は、首都圏
(29.4%)より関西圏(32.5%)が多く、影響を受けていた。減額理由の1位は、やはり「会社(所属組織)の
業績悪化」(69%)で、首都圏は73.7%と最も多かった。2位は「世間の不況に合わせて」(34%)で
関西圏が37.7%と目立った。一方「増えた」人は、全体で14.0%。
ボーナスの使い道の割合について、全体の平均は貯蓄が43%、消費に30%、資産運用・投資4%、
借金・ローン返済18%。ボーナスの50%以上を貯蓄に充てる人は全体の50%で、一方50%以上を
消費に充てる人は全体の26%。消費の上位は「衣類」「飲食」「国内旅行・レジャー」、また金融商品は
「定期預金・定額貯金」「国内株式」「外貨預金」と続いた。
貯蓄の目的は、トップが「生活費を補うため」(40%)で、「老後に備えて」(38%)、「旅行・レジャー資金」
(33%)と続いた。首都圏の1位は「生活費を補うため」(44.1%)だったが、関西圏の1位は「老後に
備えて」(40.4%)と違いが見られた。
支給額が減った人に、年末・年始イベントへのマイナス影響を回答してもらったところ、「ケーキを
小さいものにする」、「帰省時は安売りチケットショップでチケット購入」といった節約傾向が見られた。
ただ、「お年玉」については、「減額する」よりも「昨年と変わらない」が多かった。
2008年12月16日 (田中 武臣=Infostand)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20081216/119859/