エクスペディアがこのほど実施した、日本人ビジネスマンの海外出張の実態調査によると、
海外出張時のホテルや航空券の手配を「自分でする」と答えたのは 30%前後となった。
ホテルを自分で手配するのは32%で、部下やチームのメンバーが予約する場合(7%)を含めると39%。
航空券は自分で予約するのが 28%で、部下などが予約する場合(5%)を含めると33%であった。
ホテルを自分や部下、チームメンバーが予約する場合、オンラインのホテル予約サイトを使用する割合は47%にのぼり、
ホテルのサイトを利用する11%を加えると約6割がネット経由で予約していることがわかった。
「旅行会社に電話する」と答えたのは27%であった。
一方、航空券の手配では「旅行会社に電話する」が38%で、オンラインの航空券予約サイトが34%、
航空会社のサイトが20%となり、ホテルに比べて旅行会社に依頼する傾向が強いことがわかった。
海外出張の頻度と出張回数の増減では、頻度が「数年に1回」が22%、「年に1回程度」が25%、
「年に2〜3回」が35%、「年に4回以上」が18%となった。回数は「かなり増えている」(12%)と
「やや増えている」(27%)をあわせて約4割、「変わらない」が43%と、横ばい、もしくは増加傾向が見て取れる。
「やや減っている」と「かなり減っている」は22%ずつであった。
出張の際に利用する航空機の座席クラスは71.5%がエコノミークラスで、ビジネスクラス以上の席を利用できるのは、
役員以上が37%、部長クラス以上が25%であった。
航空会社を選ぶ際の決め手は41%が価格で、マイレージが活用できるかが36%となった。
一方、ホテルの選択で最も重要な条件は80%が立地や交通の便で、次いで価格が65%となった。
また、33%がインターネットの接続環境を条件としており、ホテルのランクやブランド、設備面よりも重視している結果となった。
調査は、全国の20歳以上の男女有職者のうち、過去1年以内に海外出張をした人を対象に、
10月17日と18日にアンケートを実施し、516件の有効回答を得た。
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=39017