【自動車関連】車用ミラー最大手の村上開明堂、中国での生産拡大−自動車各社との取引拡大につなげる［08/11/27］

　自動車用バックミラー最大手の村上開明堂は中国での生産を拡大する。静岡県内の
工場で製造しているドアミラー材と、タイの拠点で手掛ける室内用ミラーの生産を中国でも
始める。東海地震に備えるほか、タイの政変による影響を避けるのが狙い。部品メーカー
として安定供給できる体制を強化し、自動車各社との取引拡大につなげる。

　両部品とも2009年12月に稼働予定の新工場、嘉興村上開明堂汽車配件公司（浙江省）で
手掛ける。まず、ドアミラーに使う鏡を年間200万枚を目標に製造。浙江省内の組み立て工場
を経て、自動車各社の中国工場などに販売する計画だ。

　ドアミラーに使う鏡は現在、大井川事業所（静岡県藤枝市）だけで生産し、国内や中国、米国
の工場に出荷している。ただ静岡県は東海地震などで被害が予想され、取引先から危機管理を
徹底するよう求められていた。中国での生産開始で東海地震に備えるほか、製造コストも削減する考え。


▽ソース：NIKKEI NET　（2008/11/27）
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081126c3b2604h26.html
▽参考
「中国における子会社の設立について」（村上開明堂　PDF）
http://www.murakami-kaimeido.co.jp/topics/pdf/newsrelease081003.pdf
▽村上開明堂　株価情報
http://company.nikkei.co.jp/index.aspx?scode=7292

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