【政策】その額は約4兆円、電力に巨費を投じるインド[08/11/25]
1 :
やるっきゃ騎士φ ★:2008/11/25(火) 12:44:48 ID:???
ソースは
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20081119/177755/ http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20081119/177755/?P=2&ST=news [1/2]
インドでは今後、数年にわたり電力改革が大きく進展する見通しだ。言うまでもなく、電力は
一国の経済を循環させる大事な血流だ。これまで、インドの電力事情は心もとなく、むしろ
経済発展の足かせとなってきた。
インド政府は深刻な電力不足を解消するために、気の長い対策を展開してきた。第1に、多様な
アプローチによる発電能力の強化。第2に、送配電効率の向上。第3に、原子力、水力など
代替エネルギーの開発である。
■30%の電力が途中で失われている
この中で特に重要なのが、第2の送配電効率の向上だ。インドの送電ロスの高さは、
ナイジェリアやニカラグアと肩を並べる水準だ。インドでは発電した電力の30%が流通過程で
消失しており、そのレベルは中国やパキスタンにも劣る。
隣国のパキスタンでは送電ロスは26%程度であり、中国では信じがたいことに7%という数値が
公表されている。国土があれだけ広いロシアでも12%である。ましてや西側諸国の平均6〜8%と
比べるまでもない。さらに、日本とドイツではなんと4%にとどまっている。
インドでは1%の損失が生じると60万〜70万キロワットの発電ロスにつながり、年間では
50億ドルの損失となる。いくら、発電能力を強化しても送電ロスがあれば元も子もない。
それだけに、各種の電力改革計画の中でも送電システムの改善が焦眉の問題となっている。
こうしたインドの送電ロスについて、技術面から指摘すると、その4〜5%程度は比較的低圧の
電力(13万2000〜40万キロワット)を長距離伝送することから生じる。低圧送電では、途中で
熱や電磁エネルギーとなって電力が失われるのだ。
■料金不払い、盗電も頭痛のタネ
しかし、より大きい問題は、商業的な損失である。電力の計量が精緻でないことから発生する
損失、さらには料金の不払いによるものだ。そこで、政府はこうした原始的なロスを含めて
状況を改善するため、2001年に送電効率向上のための緊急改善計画(APDRP)を立ち上げた。
もっとも、2007年までに送電ロスを15%に削減することになっていたが、この中央政府の
計画は未達に終わっている。その理由は、一部の消費者による盗電、各州政府が実施している
農家向け電力の無料化や送電設備の老朽化の影響がある。
こうした問題に各地方政府は、様々な対策を施しつつある。北部のハリアナ州では、
農家向け電力は補助金を直接支払うことで支援しており、これによって実際の電力消費や
盗電の実態が把握できるようになった。
-続きます-
-続きです-
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■送電ロスに100億ドル、送電網建設に300億ドル
さらに、中央政府でも先日、改定緊急改善計画を発表、送電ロス対策に新たに向こう5年間で
100億ドルの予算を計上することになった。今回の目玉は、インドが得意とするIT技術で、
これを駆使することで、今度こそ向こう5年以内に送電ロスを15%にまで改善する計画だ。
例えば、使用電力の自動積算・管理システムの導入に25億ドルが投資される。また、
RFID(電波方式認識)技術で送変電設備の稼働状況をリモートモニターできるシステムも導入
される。
これにより、効率の良い発電と配電が可能になる見通しだ。政府としては“インテリジェント
電力ネットワーク”を構築することで、電力網をピーク需要に合わせながら、効率配電を行い、
設備の延命化も図ろうというものだ。
このほか、中央政府は新たな送電網の建設に乗り出しており、2012年までに300億ドルを
投資して送電能力を3715万キロワットに倍増させる計画を打ち出している。このことも
送電ロス軽減につながる見通しだ。
■電力分野に外資も続々参入
こうした状況を見ると、インドの各産業セクターのうち、電力分野が有望な投資先の
1つのように思えてくる。それだけ政府のコミットメントが強い分野だからだ。
これを反映するかのように、ここ数年、タービン、ボイラーなどの発電機器で、東芝株価が
インドのジンダル・サウス・ウェスト(JSW)と、ドイツのシーメンスがインドのバーラト重電
(BHEL)と、三菱重工業株価がインドの建設最大手であるラーセン・アンド・トウブロ(L&T)
と当地で合弁会社を設立している。
こうした新規参入企業は設立間もないが、50%以上の売上げ成長を見せるところも出ており、
これまで座して眺めていた海外重電大手、例えばスイスのアセア・ブラウン・ボベリ(ABB)、
フランスのアレバT&Dなどもインド市場への参入の機会をうかがっている。
今後、数年でインドの電力事情は大きく変化していく可能性が出てきた。
-以上です-
依頼を受けてたてました。
3 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/25(火) 12:49:27 ID:DVweW7/C
無駄の多い国
確かに中国の公表は信じがたいw
銅線盗んで売ってなかったか
5 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/25(火) 13:07:13 ID:Vv2EMt80
中国の場合、電気抵抗が少ない日本特製の送電線を盗んだからだろ。
6 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/25(火) 13:24:21 ID:sU0pMKjD
水道も整備しろよ
資源ゴミ回収とかさ
ミサイルもいいけど
民主党なら外貨準備から10兆円を公共事業に使ってくれたのにな(´・ω・`)
8 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/25(火) 13:32:36 ID:LOHrShyf
>>7 いや、外貨準備を半分にするって言ってたから
5000億$使ったんじゃないかなw
超円高で輸出企業タコ踊りだなw
4兆円...
全部日本で受け持ちたい
10 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/26(水) 02:12:17 ID:1tAWuYYA
エンロンに食い物にされてたもんな
インドがんがれ
日本は絡めんのだろうか