【海外】米カルパース:未公開株投資ファンドの持ち分20億ドル売却…値下がり前 [08/11/20]

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1きのこ記者φ ★
米最大の公的年金基金であるカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)は
プライベートエクイティ(未公開株、PE)への投資を再開した。
同基金は昨年から今年にかけ、PE投資ファンドの持ち分を20億ドル(約1900億円)程度を売却していた。

カルパースの代替投資資産運用のシニア投資オフィサー、レオン・シャヒニアン氏がインタビューで
投資再開について明らかにした。「今は流通市場で買いに回る方が売るよりも有利な時期だ」と語った。
投資会社やベンチャーキャピタル(新興企業投資、VC)会社が当初販売するPEファンドの持ち分は、
流通市場で取引される。

シャヒニアン氏によれば、カルパースは2007年末に60社が運用する80ファンドの持ち分を売却した。
現在売却するよりも高価格だった公算が高いと同氏は述べた。
同氏は「今の市場環境で売ろうとすれば、数億ドルの損失が出たと思われる」として、
「需給のバランスは劇的に変化した」と指摘した。

現金調達の必要性に迫られた投資家による売りで、流通市場で取引されるPEファンド持ち分は急増している。
ポール・キャピタル・パートナーズのゼネラルパートナー、デービッド・デウィース氏によれば、
この流通市場の規模は来年には1000億ドルを超える公算だ。これに対しファンド設定時の出資額は合計 200億ドル未満だという。

同氏など流通市場の運用者らによると、同市場の一部の売り手は額面に対して半値以下で売りに出している。
レバレッジド・バイアウト(LBO)向けファイナンスが滞ったことによる案件減少や小粒化が
PE投資のリターンに打 撃を与えた。
シャヒニアン氏は「マクロ的な問題は市場から流動性が完全に消えてしまったことだ。PE投資に限ったことではない」と指摘した。

同氏によると、カルパースは2005年の終わりごろに投資先の運用会社の数を減らすことを決め、
これに基づいて昨年からPEファンド資産を売却した。
カルパースは保有資産の分析をスイスのUBSに依頼し、昨年売却を開始したという。
同氏は流通市場で購入したファンド投資口の売り手と価格については明らかにしなかった。

今月13日の届け出によると、カルパースは7−9月(第3四半期)に株式保有を減らしている。
ロンドンの調査会社プレキンのエチエンヌ・パレシス氏は 20日の発表資料で
「他の投資家と同様に、カルパースも流動性が厳しいのだろう」と指摘した。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aMCe.tRzGtDk&refer=jp_home
2名刺は切らしておりまして:2008/11/21(金) 22:57:20 ID:ihuO0HZQ
ni
3名刺は切らしておりまして
それより俺のIDすげくね?