組込みシステムの総合ソリューションを提供するソフトウェアメーカーのパーソナルメディア株式会社は、タッチ
パネル付きLCDや豊富な入出力デバイスを持ち、EclipseベースのGUI統合開発環境も付属した安価な組込み
制御用コンピュータ「Teatouch」を2008年12月1日より発売いたします。
近年では、iPhoneなどの携帯電話や携帯型のゲーム機、音楽プレーヤーなどでも見られるように、タッチ
パネルを使った組込み機器が注目を集めており、組込み機器のユーザインタフェースの1つとして需要が
高まっています。しかしながら、自分でハードウェアの追加やソフトウェアの開発ができる組込み向けボード、
開発評価用ボードでは、タッチパネルを持つ製品がまだ少ないのが現状です。
この度パーソナルメディアが発売する「Teatouch」は、こういったタッチパネル付き組込みボードの開発需要
に応えるために、T−Kernelを搭載した組込み向けボードコンピュータ「Teaboard2/ARM920−MX1」に、
タッチパネル付きLCDボードを追加する形で開発された製品です。
「Teatouch」では、ARM9コアで動作するT−Kernelやデバイスドライバ、ミドルウェアのほか、Eclipseベース
のソフトウェア開発環境、ハードウェアやソフトウェアの豊富な技術資料、ソフトウェア開発のための実習用
チュートリアルが製品に付属しており、ユーザ自身でハードウェアを追加したり、それを制御するT−Kernel上の
ドライバ、アプリケーション等を開発することが可能です。CPUボードである「Teaboard2/ARM920−MX1」
の持つLANやUSB(function)、SDカード、シリアルポート、GPIOなど、多彩な入出力機能をタッチパネル操作
によるプログラムから制御することができ、工場での機器制御や情報表示端末、住宅やビルの設備機器、
券売機や電子マネー決済の操作端末、GUIやハードウェア制御を含む組込みプログラミングの実習用教材など、
応用の範囲が大きく拡がります。
また、「Teatouch」のオプション品として、T−Kernel上のGUIミドルウェアとして多くの採用実績がある「PMC
T−Shell」を同時発売します。豊富なGUIパーツ群やビジュアル言語「マイクロスクリプト」を使って、リッチなGUI
が容易に構築できます。
「Teatouch」の標準価格は81,900円(本体価格78,000円)ですが、製品への組込みや教育機関などでの
大量導入に配慮し、10台ロットの場合は標準価格@71,400円(本体価格68,000円)にてご提供いたし
ます。また発売記念キャンペーンとして、2009年3月末までの期間に限り、1台の場合でも10台ロットの標準
価格と同じ71,400円(本体価格68,000円)で、10台ロットの場合はさらにお安い価格で提供いたします。
本製品はパーソナルメディアからの直接販売にてお求めいただけます。
※以下略(スペックなどの詳細は、パーソナルメディアのプレスリリースにてご覧ください。)
▽ソース:日経プレスリリース (2008/11/17)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=205369&lindID=1 ▽パーソナルメディア プレスリリース
http://www.t-engine4u.com/press/teatouch.html