北陸3県の上場企業(銀行・電力を除く)36社の2008年4―9月期連結決算が14日、出そろった。
経常損益は全体の約45%に当たる16社が減益、2 割の7社が赤字だった。
世界景気の減速や円高などの影響で輸出関連の製造業が不振。
原材料価格の高止まりも幅広い業種の収益を圧迫した。
下期に入り世界的な金融危機と景気悪化が一段と深刻化している。
09年3月通期の経常損益予想は、全体の7割近い24社が期初から下方修正した。
36社のうち、4月に誕生したITホールディングスを除く35社の08年4―9月期決算を合計すると、
売上高は前年同期比4%増の 8252億円、経常利益は29%減の230億円だった。
09年3月期は23社が減益、3社が赤字を予想。合計の経常利益は23%減の499億円になる。
落ち込みが目立つのが、世界景気の動向に左右されやすい製造業。
セーレンは自動車業界の低迷で、車両内装材事業が苦戦。タカギセイコーは中・大型の二輪車部品受注が減った。
北陸電気工業も自動車関連、携帯電話など情報通信関連の電子部品が振るわない。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081114c6b1403114.html