★CDOの恐ろしい仕組み…組み込まれた<5%>が債務不履行を起こすだけで、<全額>が損失となる。160銘柄で組成された場合、たった8銘柄。
ソフトバンクは全額が損となっても、今の経営体力からすれば吸収できる。
日本の金融機関は、SBが保有するのと同じ<ダブルA格>を安全資産として一切引当金を計上していないから…。
■【CDO】の恐ろしい仕組みです。
ソフトバンクが保有します750億円分の【CDO】は160銘柄で組成されており、
今までに<6銘柄>が経営破たん等で債務不履行になっており、さらに<2銘柄>が債務不履行になればすべての価値がなくなるとされているのです。
『即ち、160銘柄のうち8銘柄、率にして<5%>が破たんすると全額が損となる、べらぼうな金融商品』となっているのです。
この【CDO】は世界中に5,000兆円以上あるとも言われており、実態がわかっていませんが、
組み込まれました<5%>が債務不履行を起こすだけで<全額>が損失となれば、
これから巨大企業・金融機関が破たんすることが見込まれており中、あっと言う間に5,000兆円もの損失が発生することになります。
『ソフトバンクは全額が損となりましても今の経営体力からすれば吸収できるでしょう』が、自己資本(4,141億円)がそれだけ棄損するわけであり、格付けが更に低下することもあり得ます。
とにかく、今までベールに包まれていました【CDO】の内容が表面化したことは金融市場の透明性からは歓迎するべきことですが、
『反対に【CDO】を保有する金融機関からすれば、とんでもない内容を公表してくれた、と怒り心頭かも知れません。』
『何せ、ソフトバンクが保有しています【CDO】の格付けは<AA>格であり、日本の金融機関はこれら<ダブルA格>を安全資産として一切引当金を計上していないからです。』
◆あぶりだされてきたデリバティブ:ソフトバンク
http://bl●og.liv●edoor.jp/nevada_report/archives/538400.html
◆ソフトバンク 崖っぷち経営[ゲンダイネット 2008/11/02]
http://news.livedoor.com/article/detail/3883979/