【資源】和製“水メジャー”始動 官民スクラム 水処理ビジネス、欧州勢に挑む[08/11/13]
1 :
やるっきゃ騎士φ ★:
ソースはFuji Sankei Business i
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200811130016a.nwc [1/2]
新興国の経済成長を受け、世界の水処理ビジネスが拡大している。仏スエズなど欧米の
“水メジャー”は水道水の製造から配管、料金徴収までを手掛ける収益性の高いビジネスモデルを
強みに攻勢をかける。この欧米勢に対抗しようと官民がスクラムを組み、12月初めにも
“日の丸”連合が立ち上がる。金融危機が実体経済に波及し新興国経済には黄信号もともるが、
社会の生命線でもある水処理関連は2025年には100兆円との試算もある成長市場。
“和製水メジャー”への挑戦が始まった。
≪技術は世界一だが…≫
濾過(ろか)膜メーカーやゼネコン、大手商社を含めた25社程度は12月、経済産業省の
後押しも得て、新興国の水ビジネスで大型受注を目指す「海外水循環システム協議会」を
発足する。共同事業をやりやすい有限責任事業組合(日本版LLP)の形態で設立。
プロジェクトごとに特別目的会社(SPC)を設立し、各社が技術やノウハウを持ち寄って、
まずは“仮想水メジャー”を目指す試みだ。
「オールジャパンで海外に出なければ水メジャーには勝てない」。日立プラントテクノロジーの
伊藤真実理事は危機感を募らせる。日本の化学繊維メーカーは、汚水や海水を飲料水に変える
水処理向け濾過膜技術で世界トップを誇る。なかでも逆浸透(RO)膜は日本企業が
世界シェアの6〜7割を抑える。水処理プラント建設でも千代田化工建設や日揮などが有数の
技術を持つ。
しかし、主に地方自治体が水道事業を担うため、日本企業には事業運営のノウハウがなく、
システム構築から料金徴収までの事業全体を請け負えない。政府主導で経営基盤を強化した
仏スエズ、ヴェオリア、英テムズウオーターの3強はいまや世界の上下水道ビジネスの8割を
占める。「このままでは濾過膜を納入するだけの下請けになりかねない」(繊維メーカー幹部)
との現実に直面。しかも、水メジャーは日本の最先端技術を安く買いたたく作戦に出始めた。
東レは海水淡水化のRO膜でトップシェアを持ち、アラビア湾沿岸の4つの水処理プラント向け
の膜を相次いで受注した。RO膜はナイロンに似た合成物質を0.2マイクロ(マイクロは
100万分の1)メートルに伸ばし、膜にできる超微細な穴で不純物を除去する。しかし、
この4プラント全体を受注したのはすべて日本以外。仏ヴェオリアがアラブ首長国連邦
(UAE)などで2件、韓国の斗山重工とUAEのメチートも受注にこぎつけた。濾過膜は
中国メーカーも続々と参入し、価格競争が激しい。今後は付加価値を高めないと勝ち残れない
のが実情だ。
-続きます-
-続きです-
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≪垂直統合目指す≫
日本でも水事業を強化する垂直統合を目指す動きが始まっている。クラレは工業用の超純水設備
製造・販売でノウハウを持つ野村マイクロ・サイエンスと提携。自社の膜技術と合わせ排水
リサイクル事業に乗り出した。三菱レイヨンも日東電工と提携。今年4月には日本ガイシと
富士電機システムズが水事業子会社を合併させるなど競争力強化に向け手も打ってきた。
だが、これでも水メジャーの足元にも及ばない。しかも、欧米勢は仏政府自らスエズの買収
防衛策策定を主導したほか、新興国向けでトップ外交するなど国をあげて販売攻勢をかける。
経産省も重い腰をあげ、協議会設立のバックアップに加え、来年度予算の概算要求で膜技術の
開発支援や、国内外で水道事業の運営・管理ノウハウを蓄積するためモデル事業を支援。
水処理ビジネス復興に乗り出す。
◇
■「第2の石油」新興国市場に商機
単独技術だけでは限界がある中で、欧米の水メジャーに対抗するには資金調達力や新興国に
独自のネットワークを持つ商社の総合力も期待されている。
日本勢単独か、それとも欧州の水メジャーと手を組むか…。“両にらみ”の戦略が奏功している
のが丸紅だ。チリでは2006年に単独出資の形で現地の水道事業会社アグアスデシマ
(バルディビア市)を買収、水道事業に参入する一方で、中国の成都ではヴェオリアと
タッグを組むなどノウハウ吸収に懸命だ。
実績で先行するのは三菱商事だ。1997年にフィリピンの現地財閥アヤラや英水道大手の
ユナイテッド・ユーティリティーズと「マニラ水道会社」の経営に参画。
05年にはフィリピン証券市場で株式公開するまでにこぎつけた。
米国発金融危機の影響で新興国の経済停滞も否めないが、上下水道事業はインフラ事業の中でも
優先順位が高く、経済の影響を受けにくい側面もある。加えてここ数年、積極的なM&A
(企業の合併・買収)で水処理分野で頭角を現した米GE(ゼネラル・エレクトリック)が
金融危機で業績が悪化。ヴェオリアの親会社も9月に業績の下方修正を発表するなど、
投資資金が潤沢とはいえない状況だ。
新興国の工業化に伴う水質汚染で水不足は深刻化の一途をたどり、「水は第2の石油といわれる
戦略商品」(丸紅経済研究所の柴田明夫所長)になりつつある。「21世紀は水の世紀」と
される中で、金融危機の影響が軽微な日本勢がいかに競争力を強化できるか。まずは、新たに
発足する協議会がどのようなビジネスモデルを打ち出すかに勝算がかかっている。
-以上です-
3 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/13(木) 16:16:57 ID:869XrfVa
おせーんだよ、さっさと水戦争に参戦しろ
テロリストどもが!
これは頑張って欲しい。
6 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/13(木) 16:23:43 ID:vBEM0GQ8
>>1 日本もようやく動き出したか。
現状のぼったくり欧米勢に勝ってくれ。
7 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/13(木) 16:24:00 ID:+Jey3DbI
昔、サウジの淡水化プラントに関わったんだが、どうしても塩辛さは残った
二十年くらい前だけどね
今は相当進んでるんだろうか
分かって欲しい ホエヴァァァ
赤字に陥る日本の自治体が一番狙われてるからな
10 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/13(木) 16:31:28 ID:i0zOwzBU
昔アウトドアショップで働いていたときに、
海水を飲み水にするものはないかとお客さんに聞かれたので
いろいろなメーカーに電話で問い合わせをしたら、
海水化プラント部門に電話を回された。
さすがにキャンプには携帯できないので速切りした。
11 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/13(木) 16:34:18 ID:vBEM0GQ8
12 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/13(木) 16:35:44 ID:RvAXSWMV
日本の垂直統合ってしょせん、単なる提携に過ぎないからな。規模が違うから対抗なんて出来るわけがないよ(´・ω・`)
水商売
16 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/17(月) 00:02:13 ID:Cxc3Y+eD
>>7 当時のサウジはフラッシュ法だったのでは?
単なる蒸留方式だから塩辛さは残るかと。
ROだと塩辛くなる事は無いよ。
塩分どころかミネラル分も除去されちゃうけど。
離島や福岡市なんかじゃ普通に水道用に稼働してる。
18 :
名刺は切らしておりまして:2008/11/17(月) 00:17:27 ID:3SFnWXfQ
チャンコロに技術売ったの誰だよ!
馬鹿が!
売国奴!
日本が今後のビジネスでのジャンル。
水ビジネス
原発ビジネス
次世代自動車ビジネス
環境.省エネビジネス
高速鉄道ビジネス
小型ジェットビジネス
果たしてドレか?
20 :
名刺は切らしておりまして:
日東電工はどうした!?
とにかくベロベロウォーター、じゃねえ、ヴェオリアの好き勝手はさせないためにもage