サンフランシスコ(ウォール・ストリート・ジャーナル)半導体製造装置最大手の米アプライド・
マテリアルズ(Nasdaq:AMAT)は12日、景気減速を反映し、従業員の削減計画を発表すると
ともに、弱気な業績見通しを明らかにした。
8-10月期(2008年10月期の第4四半期、26日まで)決算は45%の減益となり、11-1月期
(09年10月期の第1四半期)は売上高と受注がさらに減少するとの見通しを示した。
同社は全従業員の12%に相当する1800人を、自然減、希望退職などを通じて削減するとした。
これにより、費用を年4億ドル圧縮できると見込んでいる。
マイケル・スプリンター最高経営責任者(CEO)はインタビューで「このところの業績の
落ち込みは深刻で、長期化するとみている」と語った。
半導体メモリーのメーカー各社は、生産能力が過剰になり、新規の半導体製造装置の発注を
抑制したため、アプライド・マテリアルズは現在の景気減速の前からすでに業績が悪化していた。
ただ、太陽電池パネルの製造装置という急成長中のすき間事業を手掛けており、
スプリンター氏は、この事業は今期を通じて成長を続けるとの見方を示した。
8-10月期の純利益は2億3110万ドル(前年同期は4億2180万ドル)、1株利益は17セント
(同30セント)。売上高は14%減の20億4000万ドルだった。
同社はアナリスト向け電話説明会で、11-1月期について、売上高は8-10月期に比べて
25-30%減少し、1株利益は収支トントンから4セントになると予想しているとした。
決算や人員削減計画はナスダックの取引終了後に発表された。同社株の通常取引終値は、
前日比0.70ドル(6.57%)安の9.95ドルだった。その後の時間外取引では一段安となり、
終値比1.51%安の9.80ドルで取引されている。
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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCMM5796.html 依頼を受けてたてました。