工業用自動制御システムを手掛ける米ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)が
10日発表した7-9月期(2008年9月期の第4四半期)決算は、リストラ費用を計上し24%の
減益となった。また、同社は利益率の低下したことも明らかにした。
7-9月期の純利益は1億2560万ドル(前年同期は1億6520万ドル)、1株利益は87セント
(同1.08ドル)。今年の四半期には1株当たり21セントの税引き前費用が含まれている。
売上高は8%増の14億8000万ドル。為替変動と事業買収の要因を除いたベースでは5%増
だった。
トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想平均は1株利益が98セント、売上高が15億ドル
となっていた。
粗利益率は人員削減に伴い関連費用を計上したため前年同期の41.9%から39.6%に低下。
利益率低下はコントロール製品とアーキテクチュア&ソフトウエアの両部門の営業利益を
押し下げた。
08年通期の純利益は5億7760万ドル(1株利益が3.90ドル)だった。
同社は9月30日、リストラ計画の一環として全世界の従業員3%を削減すると発表した。
このリストラにより2090年に約7500万ドル、さらに2010年までに1000万ドルの節減を図る。
ロックウェルの従業員数は約2万人。
同社は11日朝の電話会見で2009年通期業績見通しを明らかにする。
同社株の10日通常取引終値は、前週末比0.62ドル(2.43%)安の24.88ドル。時間外では
終値比1.4%増の25.25ドルで取引されている。
ソースは
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCMI8676.html 依頼を受けてたてました。