信用交換所名古屋本社の調査による10月の全国繊維業者の倒産件数
(負債額1000万円以上、整理・内整理含む)は、前年同月比13・0%減の67件だった。
負債額は同16・5%増の212億7300万円。今年に入って最多の倒産件数を記録した。
負債額10億円以上の大型倒産は、帽子ほか卸のアルプス・カワムラ(東京都中央区)や、
衣料総合小売りのホテイ堂(鳥取県倉吉市)など5件。
業種別では小売業が全体の37・3%を占める。
原因別では業績ジリ貧が全体の77・6%を占める。
景気の後退による消費者の買い控えや、資金繰りの悪化などが原因の不況型倒産が目立つ。
「これから年末にかけ、地方の中小企業を中心に、さらに倒産件数は増加するのでは」と
信用交換所は懸念している。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820081105cbau.html