[ワシントン 3日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が3日発表した融資状況に
関する銀行上級貸出担当者への四半期調査によると、大半の国内・海外金融機関が
過去3カ月間で、企業や個人への融資基準を厳格化した。
10月に実施した調査では、信用度の高い借り手向け(プライム)住宅ローンや、
クレジットカードの審査基準を多くの銀行が厳格化したことも明らかになった。「大半の国内
金融機関がこの3カ月間に、引き続き全種類のローンで融資基準や条件を厳格化したことを
報告した」と述べた。
米銀行の約85%が、大・中規模企業向けの商工業融資の基準を7月(前回調査時点)以降
厳格化したと報告。また、95%が同カテゴリーの企業への信用コストを引き上げたとした。
景気の先行きが不透明なことから、新たな信用供与には一段と慎重になっている。「内外の
ほぼ全機関が、景気見通しの悪化や不透明感を与信厳格化の要因として挙げた」という。
調査は米銀55行、外銀21行から回答を得た。
外資系75%、米銀の40%が、各行の資本状況が劣化している、あるいは劣化が見込まれる
点を、与信厳格化の要因と報告した。
通常の設問に加え、商工業融資とクレジットカードでも調査を実施。米銀40%と65%の
外銀が与信からの引き出しが拡大したと答えた。
米銀の70%がプライム住宅ローンの貸し出しを厳格化した。7月調査では75%だった
非伝統的住宅ローンの基準を厳格化したのは90%に上った。プライム住宅ローンの需要が
減少したと答えたのはほぼ半数。
クレジットカード向け与信を厳格化したとの回答は60%。
信用スコアの最低水準を引き上げたのは半数に及んだ。
ソースは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000029-reu-bus_all 依頼を受けてたてました。