京葉銀行が31日発表した2008年9月中間決算は、連結純利益が前年同期比46.2%減の
35億7600万円となった。株式相場の低迷で投資信託の販売が落ち込み、手数料収入が
減少。景気後退で、取引先企業への融資が焦げ付くことに備える貸倒引当金も膨らんだ。
ただ、預貸金は順調に伸ばした。
売上高に相当する業務粗利益は前年同期比0.3%減の305億円。中小企業向け融資を
増やして資金利益を伸ばしたが、投信販売減少と店舗改装などによる経費増を補いきれ
なかった。その結果、本業のもうけを示すコア業務純益(単体、一般貸倒引当金繰り入れ
前の業務純益から国債などの債券損益を差し引く)は131億4000万円と6.2%減った。
貸倒引当金について小島信夫頭取は「業種に偏りはなく、厳しく査定した」と説明した。
期初計画は30億円だったが、景気後退を受け上期に50億円、下期を合わせると計80億円
に増やす。不良債権処理にかかわる費用の増加で、不良債権比率(金融法再生ベース)は
3.05%と、3月末に比べ0.09ポイント上昇した。
ソース:日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081031c3b3107j31.html ・平成21年第2四半期決算短信(PDF 619kb)
http://www.keiyobank.co.jp/ir/pdf/ir_03/q201031.pdf