・関連記事:充電池で相乗効果期待 投資計画に重複も
パナソニックによる三洋電機の買収方針が1日明らかになり、年内合意を目指した買収価格などの
交渉が本格化する。リチウムイオン電池など強みがある事業で相乗効果が見込める半面、両社が
進める大型投資計画の重複を避けるための調整が課題となりそうだ。
三洋はリチウム電池など充電池を事業の柱と位置付け、2010年度までの3年間で計1250億円
を投資する計画。パナソニックも約1000億円を投資して10年度に新工場を大阪市に建設する計画
を発表済みで、そのまま実行されれば生産能力は膨大になる。
充電池は「最終的な性能は同じでも、材料の配合や製造プロセスは各社のノウハウの塊でそれぞれ
違う」(三洋の関係者)とされる。両社の事業部門が独自の生産にこだわれば、過剰投資になる恐れも
ある。
共同通信 2008/11/01 17:39
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008110101000579.html