日銀は政策金利の引き下げと同時に、民間銀行などが日銀に開いている当座預金に
金利を付ける新たな仕組みの導入も決めた。短期金利が誘導目標を大きく下回るのを
避けながら、市場に大量の資金を供給できるようになる。
新制度の名称は「補完当座預金制度」で、年末、年度末で資金需要が増える11月中旬
から来年4月中旬まで臨時に導入する。欧州中央銀行(ECB)や米連邦準備理事会(FRB)も
すでに導入しており、日銀も足並みをそろえる。
民間銀行は「銀行の銀行」である日銀に当座預金口座を開いて銀行間の資金決済などに
使っている。これまで当座預金には金利を付けていなかったが、新制度は銀行が法律で
預け入れが義務づけられた額を超えて預けた分については年0.1%の金利をつける。
▽News Source NIKKEI NET 2008年11月01日00時35分
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081101AT3S3102W31102008.html ▽日本銀行
http://www.boj.or.jp/