近畿経済産業局は29日、1―6月の近畿2府5県(福井を含む)の工場立地件数が前年同期と
同じ139件だったと発表した。全国が9.7%減の826件だったのに比べ、高水準を維持した。兵庫県
が17.6%増の60件で静岡県(89件)に次ぎ全国2位、大阪府が29.4%増の22件で12位となるなど
臨海地域が好調だった。
調査は1000平方メートル以上の用地を購入または賃借した工場(研究所を含む)を集計した。
工場敷地面積は119万9000平方メートルで8.7%減ったが、全国(22.8%減)より減少幅は小さかった。
上半期で2年連続2位となった兵庫県では阪神と東播磨、大阪府でも大阪臨海・堺と泉州の
パネルベイ地域に立地が集中。パナソニックのプラズマパネル工場(兵庫県尼崎市)や液晶
パネル工場(姫路市)、シャープの液晶工場(堺市)などがけん引した。
全国10位の滋賀県では甲賀地域への立地が7件と前年同期比で2件減ったものの、2月の新名神
高速道路開通の効果を維持した。
▽ソース:NIKKEI NET (2008/10/30)
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news003070.html ▽参考
近畿経済産業局 平成20年上期(1〜6月)近畿地区工場立地動向調査 (PDF)
http://www.kansai.meti.go.jp/3-2sanritu/dl/H20kamikisyosai.pdf