システム開発のビー・ユー・ジー(BUG、札幌)は二十七日、工作機械大手の森精機製作所
(名古屋)と資本・業務提携したと発表した。森精機がBUGの第三者割当増資を引き受け、
BUGは工作機械の制御などのシステム開発で協力する。
森精機が引き受けた第三者割当増資は一億九千二百万円で、既存株主からの株式移転も
含めてBUG株式を合計七十万一千株取得。株式保有比率は49・2%で、持ち分法適用会社
とした。森精機の森雅彦社長がBUGの社外取締役に、影山康二監査役が社外監査役に就任した。
業務提携の詳細は今後詰めるが、BUGは現在のシステム関連の受託部門を再編し、森精機
の工作機械開発を担う事業部門を立ち上げる。
旋盤などの工作機械の開発で、制御システムづくりや画像処理技術の応用、操作性向上など
に取り組む見通し。
BUGの川島昭彦社長は提携について「世界的な競争力を求められる開発でやりがいがあり、
長期に安定した受注を確保できる」とし、森精機が過半数近い株式を保有することについても
「BUGが独自性を保つことで合意している」と強調した。
森精機は旋盤などの工作機械製造・販売大手で二〇〇八年三月期の売上高は二千二十二億
六千万円。従業員は連結ベースで約三千八百人。BUGの〇七年九月期の売上高は十八億三千
八百万円で、従業員は約百二十人。
▽ソース:北海道新聞 (2008/10/28 01:23)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/125814.html ▽BUG プレスリリース
株式会社森精機製作所との資本・業務提携について
http://www.bug.co.jp/topics/biz_tieup2008.html ▽森精機製作所 プレスリリース
株式会社ビー・ユー・ジーとの資本・業務提携について (PDF)
http://www.moriseiki.com/japanese/ir/04_news2008/2008_1027_bug.pdf