韓国釜山市の金海空港の運航時間が27日から2時間延長される。仁川空港開港などの影響で
年々減少し続ける利用客数や貨物取扱量を取り戻すための対策。
市は「日本や中国が一日生活圏となってくる」と空の国際競争力向上を狙う。
従来の運航時間は午前7時‐午後10時。今回、午前6時‐午後11時に変更し、ソウルの
金浦空港と同じ時間帯となる。
24時間離着陸できる仁川空港が開港した2001年以降、利用客数は同年の約766万人から
06年には約476万人に落ち込み、韓国全体の航空利用客数に占める割合も17.3%から
13.7%と低下。貨物も01年の15万3000トンから5年間で8万7000トンに
激減している。
釜山市によると、通常、1時間延長で平均5便の新規就航が可能。27日は冬季ダイヤが
始まる日だが、2時間延長について地元住民が合意したのが今月6日だったため、実際の
新規就航は夏季ダイヤが始まる3月以降とみられている。
今年8月の政府間協議で、2010年の羽田空港再拡張後、日韓双方の航空会社が羽田‐金浦を
1日各6便計12便(往復)まで運航できることが決定。それぞれ、うち2便は羽田‐釜山に
振り分けることもできる。釜山市は「羽田線を始め、韓日、韓中路線でシャトル便も開設
できるようになる」(交通政策課)と期待を掛けている。
ソースは
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/55948 依頼を受けてたてました。