朝日印刷は医薬品パッケージの増産に乗り出す。主力の富山工場(富山市)の
生産能力を、2―3年後をメドに1―2割高める計画。2009年度施行の改正薬事法で、
薬剤師以外も取り扱える医薬品が大幅に増加、パッケージ表示が変更となるうえ、
規制緩和で見込まれる医薬品向けの需要拡大を取り込む。
富山工場は2階建てで延べ床面積約2万2000平方メートル。6月、約42億円をかけて
新設した富山東工場(富山市)に化粧品パッケージの包装資材生産を移管したのに伴い、
富山工場を医薬品向けの専用工場に衣替えした。09年3月期は約3億円をかけ、オフセット
印刷機などを導入した。
今後、設備の更新も含め生産能力を拡大。すでに導入済みの印刷機の配置を変え、
特殊印刷から表面加工、配送までのラインを改善し、生産効率を高める。作業スペースを
細分化して空調管理を徹底、チリやほこりを排除し医薬品パッケージの品質管理を進める
考えもある。追加投資額は数億円かかる見通し。
▽ソース:NIKKEI NET (2008/10/24)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081023c6b2303223.html ▽朝日印刷 HP
http://www.asahi-pp.co.jp/