北陸経済研究所は24日、北陸3県の景況感を調べた2008年度上期の産業天気図を
まとめた。07年度下期との比較では、主要24業種のうち10業種を下方修正した。最も
景況感が悪い「雨」は4業種増え12業種と半分を占めた。原燃料高による交易条件の
悪化に加え、景気けん引役だった製造業での需要減退が見られ、08年度下期も厳しい
見通し。
08年度上期に下方修正した製造業は、繊維機械、電子部品、プラスチック成型加工、
ニット、食品製造。「曇り」となった電子部品は米国のクリスマス商戦に向けた電化製品、
ゲーム機器の受注が例年より盛り上がらないという。「雨」の繊維機械は中国での金融
引き締めの影響が出た。
非製造業では運輸、大型小売店、自動車販売、外食産業、情報サービスを下方修正。
運輸は燃油価格上昇を受けた価格転嫁が半数近くできた半面、値上げ率は4%程度に
とどまり「雨」とした。
▽ソース:NIKKEI NET (2008/10/25)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081024c6b2401z24.html ▽北陸経済研究所 HP
http://www.hokukei.or.jp/Welcome.html