焼き芋焼酎は、霞ケ浦と筑波山系の山々を有する同市の特徴から「湖山(こざん)」と命名された。
720ミリリットル入り、アルコール25度で、1300百円。
市内の酒販店を中心に六千五百本限定で販売されるほか、来月三日に同市中佐谷の第一常陸野
公園で開催される「かすみがうら祭」でも五百本販売される。
原料のサツマイモは、赤土で栽培され「赤のっぽ」と呼ばれる良質の「紅あずま」。収穫後に十分
寝かせて糖度を上げ、蒸さずに焼き上げることで、まろやかさを出したという。焼き芋焼酎は鹿児島
県や宮崎県内で製造されているが、本県では初めて。製造元は水戸市の明利酒類。
ボトルは、紅あずまの図柄を背景に、キャッチコピー「山里仕込みの野良焼酎」と「湖山」の芋版
文字を印刷したラベルを張った。
坪井透市長と小池会長が二十三日、市役所で記者会見し、坪井市長は「ブランド化を図りたい」と
話し、小池会長は「女性にも好まれると思う」とPRした。
市によると、市内の遊休農地は八百五十三fに上り、市はこのうち七十四fを要活用農地に指定
している。市は今後、認定農業者らに協力を求め、紅あずまの生産を増やすことで遊休農地の活用
を進めていく。
画像:紅あずまを原料にした焼き芋焼酎「湖山」をPRする坪井市長(左)、小池商工会長ら
=かすみがうら市役所
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/20081024_02.jpg ソース:茨城新聞
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/weekly13.htm