コメ卸の国内最大手、神明(神戸市、藤尾益雄社長)が富山県入善町で建設を進めている
無菌パック米飯の新工場が12月に完成し、年明けにも稼働、早ければ来年3月にも販売を
開始する見通しとなった。相次ぐ事故米問題で消費者の不安が高まるなか、安心・安全を
前面に無菌米飯の需要を掘り起こす。
製造・販売に当たるのは、神明グループで無菌米飯事業を手掛ける新会社、ウーケ(富山県
入善町、藤尾益造社長)。敷地面積1万2400平方メートルの工場に、年産約4300万食のライン
を導入する。2―3月にも無菌テストを実施し、共同出資する丸紅の販路を生かして全国に出荷する。
神明は2011年度をメドに持ち株会社制に移行するのに先だち、09年度に卸子会社3社を吸収
合併する。無菌米飯事業に特化するウーケはそのままの形でグループ傘下に連なる見通し。
■ソース
NIKKEI NET(
http://www.nikkei.co.jp/ )[10月10日]
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081009c6b0902k09.html