Googleが同社の広告サービスGoogle Adsenseをゲーム内広告にまで広げた
Google Adsense for Gamesを開始した。
これは,ゲーム中にGoogleからの広告を配信するというもの。
一応,「Web-base games」ということで,主にWebブラウザを使ったFlashなどに
よるゲームを対象としているようだが,通信環境があればスタンドアロンの
ゲームでも対応できるシステムとなっているようだ。
現在,コナミ,Mochimedia,grab.com,Heavy Games,Diamond Media,Armor Games,
Arcade Town,Zynga,Boonty,cafe.comの提供するゲームでの広告配信が可能に
なっており,Googleではゲームの提供元と広告のクライアント双方を募集中である。
ゲーム内広告は,Web広告に続く広告配信メディアとして注目されているものの,実際の
導入例はまだ多くない。Google以外に多くの広告会社が狙っている市場でもある。
オンラインゲームは,確実にネットワークに接続されていることが保証されているほか,
長時間プレイのゲーマーが多く,ゲーム内広告の媒体としては理想的ともいえる。こう
いったものがゲーム運営会社の収入源の一つとなれば,プレイヤーの負担が減ること
にもつながる。
ただ,こういったものは,プレイヤーにとっては,世界観を壊すとか単に邪魔になるなどの
デメリットも予想されるだけに具体的な実装の形態が気になるところである。例えば,Google
によるYoutubeでの広告実装では,動画の下部にかぶさるようにして広告が入っていた。
画面の四隅に重要な情報が配置されがちなオンラインゲームではほぼありえないとは
思われるが,ではどのように実装されるのか非常に問題となる。
Googleがやるからには,小規模の需要でも簡単に利用できるようなものになるのでは
あろうが,現在のGoogleではほぼ無規制で横行させているようなRMT広告が出てきたの
では,パブリッシャにはデメリットにしかならない。
Googleというビッグネームがはたして通用するのかどうかは興味深いところだ。
■ソース
4gamer.net(
http://www.4gamer.net/ )[2008/10/08 18:54]
http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20081008056/