敷島製パン(名古屋市)は四国市場向け商品の製造・販売体制を刷新した。全額出資子会社の四国
シキシマパン(愛媛県砥部町、福元彰社長)が愛媛、高知両県向けに加え、従来は本州から出荷していた
香川、徳島両県向け商品の製販も始め、四国全域に営業地域を広げた。高止まりする高速道路橋料金
を含む物流経費を抑え、自然災害などの緊急時でも安定供給できる体制を築く。
四国シキシマパンは主力ブランド「超熟」のロールパンなどを製造するラインを1本新設し、このほど本格
操業を始めた。投資額は13億円。24時間稼働の完全自動化ラインで、生産能力は売上高換算で月間5億
円から7億円に引き上げた。
同社は敷島製パンの関西事業部(大阪府豊中市)が従来担っていた香川、徳島両県での販売事業を
香川支店(香川県坂出市)と徳島支店(徳島県鳴門市)を含めて引き継ぎ、営業を強化した。愛媛、高知
両県のスーパーやコンビニエンスストアなど四国で約1700あった販売先は、約2500に増えた。
▽Pasco ホームページ
http://www.pasconet.co.jp/index.html ▽ソース:日経 (2008/10/08)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081007c6b0702h07.html