【経済政策】民主党:埋蔵金発掘?「外貨準備高はGDP比10%まで削減を」大塚・金融チーム座長―財務省視察★2[08/10/02]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1※依頼ありました:49-628@西進φ ★:2008/10/03(金) 18:11:30 ID:???
 民主党の大塚耕平・金融対策チーム座長は2日、財務省の視察後に記者会見し、外貨準備の
規模が大きすぎるとした上で、現状で国内総生産(GDP)比で約20%に達する外貨準備の規模
を、約10年間で10%程度まで半減を目指すべきとの考えを示した。

 大塚座長ら金融対策チームは同日、外国為替資金特別会計の実態と運用の実情の把握する
ため財務省為替市場課を視察した。いわゆる「埋蔵金」を財源として活用することを視野に、1)
外貨準備の規模の圧縮、2)外貨準備の運用の透明性――について財務省から意見を聴取した。
視察には、菅直人代表代行も同行した。

 財務省視察後に会見した大塚座長は、米欧に比べて日本の外貨準備高の対GDP比が高すぎ
ると強調し「20%の比率を10%に半減することをターゲットに10年の計画は十分に立てられる」
と述べた。ただ、大塚座長は、ドル売り・円買いを「いますぐ大々的にやることは必ずしも適切では
ない」とも述べた。

 財務省によると、2007年末現在、日本の外貨準備高は9541億ドルで対GDP比は21.8%と
なっている。同時点の米国は740億ドルで同0.5%、英国が495億ドルで同1.8%。欧州中央
銀行とユーロを導入している各国の中央銀行で構成するユーロ圏でも2349億ドルで同1.9%。

 ただ、財務省の杉本和行次官は同日の定例会見で、外貨準備について「適正規模についての
国際的な意見の一致は見られていない」とし、「外貨準備を減らすと、外貨準備を売却することに
なる。為替市場に不測の影響を与えかねない。慎重に考える必要がある」と否定的な見解を示した。

<外準の情報公開を>

 民主党は、外為特会による米政府系住宅金融機関(GSE)債の保有状況が非公開になっている
ことを問題視している。大塚座長は、外貨準備の規模圧縮を計画的に進めるためにも「外為特会
の情報開示が重要だ」と強調した。

 また、金融対策チームの大久保勉事務局長は記者会見で、外為特会について「約100兆円の
資金をわずか18人で運用している。大手金融機関のディーリングルームに比べて(財務省の)設
備は貧弱だ」として、リスク管理体制の問題を指摘した。さらに、運用の手法について「米国債だけ
でなく、他にどんな運用ができるかがまったく議論されていない。これを明らかにして、専門家の知
恵を入れながら、より正しいリスクコントロールが必要だ」と述べた。

<埋蔵金として活用可能>

 さらに、2006年度決算では、外為特会の利益部分となる剰余金は3兆5322億円。このうち一
般会計に1兆6290億円を繰り入れている。大塚座長は、外為特会の「埋蔵金」の認識について、
剰余金の約3.5兆円を指摘し、「フローの果実として財源になり得る」との認識を示した。さらに、
約100兆円の外貨準備の残高部分についても規模が大きすぎるとして「ストックをスライスして減
らす中で埋蔵金として使える」と述べた。

>>2に続く)

ソース:ロイター
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK019426420081002

前スレ(★1:2008/10/02(木) 23:35:23)
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1222993344/