「ガシャポン」などの愛称で知られるカプセル玩具の自動販売機の構造をめぐり、
特許権を侵害されたとして、玩具メーカー「バンダイ」ら2社が、同業のエポック社に
自販機の製造販売の差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が29日、知財高裁であった。
中野哲弘裁判長は、特許権侵害を認めた1審東京地裁判決を支持し、エポック社の控訴を棄却。
また、賠償額を変更し、エポック社に計約880万円の賠償を命じた。
バンダイ側は、1、2審を通じて、カプセルの補充を簡単にするための構造をめぐり、
特許権を侵害されたと主張していた。
中野裁判長は、1審同様に収納ケースを取り外せるようにしたバンダイの技術について
新規性を認めた。損害額については、ロイヤルティー(利用料)を売上額の2%から3%に増額した。
ソース:
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080929/biz0809292049012-n1.htm