鳥取県は今年1―6月の県内漁協の水揚げ状況(速報値)をまとめた。燃油
高騰などで出漁を控える動きが目立った沖合イカ釣り漁業は前年同期に比
べて水揚げ量が36%減、水揚げ額は39%の減少。特に主力のスルメイカの
水揚げ量は40%減の951トンにとどまった。
沖合イカ釣り漁業は10トン超の大型漁船で遠方の漁場で操業するため燃
油高の影響が大きい。来遊するイカが少なかったことも水揚げの減少に拍車
をかけた。10トン以下の小型イカ釣り漁船を使う沿岸漁業のスルメイカも水揚
げ量は236トンと14%減少している。
全体の水揚げ量は3%増の7577トン。水揚げ額は35億9100万円で8%減少
した。水揚げ量ではハタハタが217%増、アジ類も112%増と好調。従来なら
山陰沖より温かい海域で捕れるハマチ(88%増)、サワラ(32%増)も増えて
いる。
ソース:日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080919c6b1902s19.html ※依頼ありました:48-982