【食品】ヒルトン東京:二つ星レストラン、牛肉の産地不当表示・公取委が調査…「トゥエンティ・ワン」 [08/09/20]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1明鏡止水φ ★
 レストランの格付け本「ミシュランガイド東京2008」で二つ星を獲得しているヒルトン東京
(東京都新宿区)の高級フレンチレストラン「トゥエンティ・ワン」で、メニューなどで
「前沢牛フィレ」と表示して提供していた牛肉が、実際は山形産だったことが分かった。
公正取引委員会は景品表示法違反(優良誤認)の疑いで調査に入り、不当表示にあたると指摘。
同店は19日から20日間の営業自粛を決めた。

 ヒルトン東京が19日、ホームページで公表した。ホテルによると、公取委から不当表示を
指摘されたのは、岩手県産の最高級黒毛和牛「前沢牛」を使ったヒレ(肉)など。公取委の調査は
今月9日にあり、その後の内部調査で、遅くとも今年5月には、シェフの指示で前沢牛から
山形牛に切り替えられていたことが分かったという。

 同店の具材の仕入れはメニューを決めるシェフの担当だった。切り替えた理由について
シェフは「同じグレードの品質で比べると、山形牛の方が安定して仕入れができた」などと
答えているという。

 ヒルトン東京の広報部は「公取委の調査に全面的に協力し、内部調査も続ける。
お客様、関係者の皆様にご迷惑と誤解を招き、深くおわびする」とコメントしている。
営業自粛を決めたが、「再開の見通しは今後の調査次第」としている。

 同店は、世界的に有名な格付け本「ミシュランガイド東京2008」の中で、前沢牛ヒレを
料理に使っていることや、産地直送の無農薬野菜を使用していることなどが記載されていた。
このため、ヒルトン本社は、公取委から調査を受けたことについて、ミシュラン本社にも
連絡したという。


▽News Source asahi.com 2008年9月20日3時2分
http://www.asahi.com/national/update/0920/TKY200809190337.html
▽ヒルトン東京
http://hiltonjapan.ehotel-reserve.com/hilton-tokyo/
▽Press Release
「トゥエンティ ワン」営業自粛に関しまして
http://hiltonjapan.ehotel-reserve.com/hilton-tokyo/news/media_statement_j.pdf