派遣会社に登録し、トルコ航空の客室乗務員として働く日本人女性13人が17日、
直接雇用などを求めて労働組合「トルコ航空ユニオン」を結成、同社や派遣会社に
団体交渉を申し入れた。
女性たちは「同じ仕事をしているのに、こんなに労働条件が違うのはおかしい」と
訴えている。
同ユニオンによると、13人は人材派遣会社「TEI」(東京都)と雇用契約を結び、成
田、関西空港とトルコ・イスタンブールを結ぶトルコ航空に勤務しているが、時給は
約1200円で、年収もトルコ人客室乗務員の3分の1程度の約220万円にとどまる。
雇用保険や社会保険も「勤務日数が足りない」との理由から未加入。両社の契約
は業務請負契約のため、仕事の指示はTEIが出すべきなのに、実際はトルコ人客室
乗務員が指示しているという。このため同ユニオンは「実態は派遣で偽装請負だ」と
主張している。
これについてトルコ航空日本支社は「本社と協議して対応を決めたい」、TEIは「要求
の内容をよく検討したい」としている。
ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080917-OYT1T00651.htm ※依頼ありました:48-759