アメリカの投資ファンド、「スティール・パートナーズ」は株式の買い増しを
提案している大手ビールメーカー「サッポロホールディングス」に書簡を送り、
買い増しに応じるようあらためて要求するとともに、応じない場合、
来年3月に開かれるサッポロの株主総会で経営陣の刷新を求める可能性がある
という考えを示しました。
「スティール・パートナーズ」は「サッポロホールディングス」に対して、
保有している株式を現在の18%余りから買い増し、33.3%まで引き上げる
ことを提案していますが、サッポロ側はこれに応じる姿勢を今のところ示していません。
両社の攻防が去年2月からおよそ1年半にわたって続くなか、スティールは9日、
サッポロ側に新たな書簡を送りました。
この中でスティールは株の買い増しに応じることなどをサッポロにあらためて
要求するとともに、応じない場合、来年3月に開かれるサッポロの株主総会で
現経営陣の再任に反対したり、新たな役員の選任を株主提案したりするなど、
経営陣の刷新を求める可能性があるという考えを示しました。
これに対し、サッポロは「今回のスティール側の主張も踏まえて引き続き
企業価値の向上に向けて話し合いを継続していきたい」とコメントしています。
サッポロホールディングス(株) 【東証1部:2501】
http://company.nikkei.co.jp/index.aspx?scode=2501 ソース:NHK
http://www.nhk.or.jp/news/k10014016481000.html