大阪の毎秋恒例のイベント「御堂筋パレード」を主催する財団法人「大阪21世紀協会」の在り方をめぐり、
出資する大阪府の橋下徹知事や大阪市の平松邦夫市長、関西経済連合会の下妻博会長らが八日、大
阪市内で意見交換会を開き、協会の組織形態を抜本的に見直すことで一致した。
意見交換会は、財政再建に伴い負担金の見直しを進める大阪府の呼び掛けで実施。
意見交換は非公開で行われ、府幹部によると橋下知事は「府、市、経済界がお金を出して御堂筋パレー
ドを事実上追認するような今までの仕組みは考え直したい」と発言。新たな仕組みとして「実行委員会方式
もあるのではないか」と提案し、平松市長も「見直す時期に来ている」と同調したという。
抜本的な見直しについては、解散や新たな団体への発展的解消、同協会を維持した上での見直しなど
が考えられる。この日は結論を出さず、今後府と市が中心になって見直しの原案を作成、あらためてトップ
会談で検討を進める方針を決めた。
同協会は事業活動収入が約四億円で、そのうち府と市が一億五千万円ずつを負担。大阪府は財政再建
に伴い、この負担金などの見直しを検討している。
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ソース:大阪日日新聞
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/080909/20080909002.html 御堂筋パレード主催の協会解消も 大阪
毎年秋に御堂筋パレードを主催していた財団法人「大阪21世紀協会」の運営方針をめぐり8日、出資
している大阪府の橋下徹知事や大阪市の平松邦夫市長、関西経済連合会の下妻博会長らが大阪市内
で協議し「発展的解消」を含め組織形態を抜本的に見直すことで大筋合意した。
協議は非公開。同席した府幹部によると、財政再建策の一環として協会への補助金を削減した橋下知
事が「負担金は公金で、事業には説明が必要だ。実行委員会形式もあるのでは」と、協会によるイベント
運営を見直すよう提案した。
協会側は「イベントは(府民に)根付いている」と反論したが、平松市長も「企業から協賛金を集める方法
もある」と、橋下知事に基本的に賛同。今後、府と市が中心となって協会の改革案を検討するという。
協会は、府の補助金カットによる資金難のため今年の御堂筋パレードを断念。代替イベントとして10月
に御堂筋を通行止めにしてコンサートなどを開く計画だ。
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ソース:47NEWS
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090801000795.html