【酒類】コメ不正転売問題:焼酎自主回収相次ぐ、「薩摩宝山」も回収後は全て破棄…九州3県の5社が公表 [08/09/08]

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1明鏡止水φ ★
 米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市)によるコメ不正転売問題で、焼酎メーカー「西酒造」
(鹿児島、西陽一郎社長)がカビ毒などで汚染された事故米を購入していたことが判明し、
焼酎の自主回収を始めたことが8日、分かった。

 また、熊本県内のメーカーの「六調子酒造」と「抜群酒造」の2社も事故米を原料の一部に
使用した可能性のある焼酎について、安全が確認されるまで販売自粛を決めた。
県の調査では残留農薬などは検出されなかったという。このほか、事故米が納入された
可能性のある熊本県内の複数の製粉業者も商品の販売を自粛する方針。

 自主回収を決めた西酒造によると、事故米が混入したとみられる焼酎は代表的な銘柄
「薩摩宝山」。原料米は3月以降に数百トン仕入れ、6月13日から8月22日までに100万リットル
余りを製造、うち約50万リットル(1升瓶約30万本分)を出荷した。すでに卸売業者などに
ファクスなどで自主回収を伝えており、回収後はすべて廃棄する方針で、被害額は約4億円に
上る見込み。

 「薩摩宝山」は、焼酎ブームの先駆けとなった「富乃宝山」「天使の誘惑」などプレミア焼酎を
生み出した西酒造を代表する銘柄で、地元で最も古くから飲まれているポピュラーな芋焼酎
として知られている。

 焼き芋の皮のような香りが残る味わいが特徴で、芋臭さがなく飲みやすい「富乃宝山」など
新しく登場した人気商品の一方で、芋焼酎の王道をいくスタンダードな焼酎として特に地元では
根強い人気があった。

 革新的な焼酎造りで知られる同社は、1845年創業の老舗。東シナ海を臨む鹿児島市日置市で、
昔ながらの製法を受け継ぎ本格芋焼酎を造り続けてきた。事故米は蒸されて麹菌が混ぜ込まれ、
焼酎のうまみを左右する要となる米麹として使われていたとみられる。

 農水省が発表した事故米購入業者は以下のとおり(公表に同意の得られた企業のみ)。

 【アフラトキシン残留米】▽喜界島酒造(鹿児島)▽西酒造

 【残留農薬基準値超過米】▽光酒造(福岡県)▽抜群酒造▽六調子酒造▽喜界島酒造▽西酒造


▽News Source ZAKZAK 2008年09月08日
http://www.zakzak.co.jp/top/200809/t2008090834_all.html
http://www.zakzak.co.jp/top/200809/image/t2008090834KTtakarayama_b.jpg
西酒造が自主回収中の人気焼酎「薩摩宝山」
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