★アルピコ4事業を再編
◇バス3社、松本電鉄子会社に
アルピコグループの持ち株会社「アルピコホールディングス」(松本市)は25日、バスや小売業など、
グループ内に同一業種の会社が複数ある4事業を、10月1日をめどに再編する案を発表した。
年間数億円規模の経営の効率化が期待されるといい、堀籠義雄社長は「管理部門のスリム化で、
より筋肉質で戦える組織を作りたい」と述べた。
再編するのは、バス、小売り、ホテル、コンピューターシステムの4事業。
バス事業は、持ち株会社「アルピコホールディングス」が保有する「諏訪バス」(茅野市)と、
「川中島バス」(長野市)、「アルピコハイランドバス」(松本市)の3社の株を、「松本電気鉄道」(同)に
譲渡し、松本電気鉄道の子会社にする。業務の効率化や経営資源の集中をはかるという。
さらに、11月中には、松本電気鉄道が、子会社化したアルピコハイランドバスを吸収合併し、
2社の車両を融通しあうことで経費削減を図る。
小売り事業については、「アップルランド」(松本市)が「広丘ショッピングタウン」(塩尻市)を吸収合併。
ホテル事業も、「東洋観光事業」(茅野市)が、「ホテル翔峰」(松本市)と「諏訪湖ロイヤルホテル」
(諏訪市)を吸収合併する。システム事業も「アマック」(松本市)1社とする。
再編後は、現在26社あるアルピコグループの子会社は21社となる。
再編に伴う人員削減について堀籠社長は「管理部門の統合などによる異動配置は当然あるが、
人員の削減は考えていない」と話した。
ソース:読売新聞(2008年8月26日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20080825-OYT8T00669.htm