(前略)
露紙コメルサント(電子版)などによると、ロシアの代表的株式指標のRTS指数は
19日に5・21%下落し、2006年11月以来の水準をつけ、国営天然ガス独占企業
ガスプロムの時価総額は約160億ドル(約1兆7600億円)も減少した。
RTS指数は過去3カ月間で32・2%も下落。1998年のロシア金融危機(80・1%)、
04年の銀行危機(33・7%)に次ぐ史上3番目の下げ幅を記録した。
(中略)
しかし、ロシアからの資金逃避の理由は、グルジア問題だけではない。
プーチン首相は7月24日、鉄鋼業界の会合の席上、社長が病気のため欠席していた
大手メチェルについて、安い価格で製品を販売していると批判。
この上で「国に納めるべき収益はどこへ行ったのか。必要なら(社長に)“医者”を送る」
と恫喝とも取れる発言を行った。
メチェルの不当販売に対する捜査も始まり、影響はメチェル株だけでなく、
ロシア市場全体に広がった。
プーチン氏は大統領時代の03年にも、政治的に敵対した石油大手ユコス
のホドルコフスキー元社長を脱税の容疑で収監しユコスを解体。政権への不信感を
募らせた欧米投資家が一斉に逃避した経緯がある。
第2のユコス事件への懸念が広がる中で起きたグルジア問題は、ロシアの株式市場に
対する不信を一段と募らせている。
露証券大手トロイカ・ダイアログは、21日までにまとめたグルジア問題に関する
リポートで、ロシアの株式市場は株価収益率で世界的に割安であるにもかかわらず、
なお不振が続くと予測。「悲観的なシナリオでは、かつてアルゼンチンやベネズエラが
されたように、ロシアは長期間投資家から忘れ去られるだろう」と指摘した。
ソースは
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200808220022a.nwc 関連スレは
【国家経済】資金流出、株下落…ロシア経済、グルジア紛争で危機[08/08/21]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1219302699/l50 ニュース国際+から
【ロシア】プーチン首相の 「医者を送る」 発言を機に石炭大手の株価急落[07/25]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1216995485/l50 依頼を受けてたてました。