★栃木県内の起業支援施設、利用に陰り 7施設入居率55%
栃木県内のインキュベーション(起業支援)施設の利用に陰りがみえる。日本経済新聞の調べでは、
県内7施設を合計した入居率は現在55%。今年3月時点に比べて10ポイント低下した。各施設では
「起業の動きが鈍ってきた」との声が聞かれる。一方で新たに小山市が施設を開設。宇都宮市が
市内出身者のUターン起業を後押しするなど、積極的に起業を後押ししようとする動きも目立つ。
県内7施設の合計室数は89室。3月時点では58室が埋まっていたが、現在は49室に低下した。
3月以降に1室が埋まった「足利市インキュベーション・オフィス」(足利市)も11月までに1室が空く予定で、
今後も入居率の落ち込みは続きそうだ。
通信システムのセレコム(福島県郡山市)が運営する「パワーエッグ宇都宮」(宇都宮市)の担当者は
「苦戦している」と打ち明ける。33室を備えて昨年5月にオープンしたが、入居は行政書士やIT(情報技術)
ベンチャーなど12室。施設の運営方法や運営主体の変更なども検討しているもようだ。
ソース:NIKKEI NET 8月15日
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080814c3b1403r14.html