【食品】赤字でも値下げ継続　北陸の食品スーパー　値上げ吸収の攻防 [8/12]

★赤字でも値下げ継続　食品スーパー　値上げ吸収の攻防

北陸の食品スーパー業界で、商品の相次ぐ仕入れ価格の値上げ分の吸収をめぐるせめぎ合いが
激しくなっている。冷え込んだ消費を刺激する値下げ企画が振るわずに営業赤字を計上した
地場大手は、企画を継続しながら発注のロス削減を推し進め、競合各社は新規出店による市場
開拓や自主企画（ＰＢ）商品の強化で利益増にしのぎを削る。オーバーストア状態に拍車がかかる中、
生き残りをかけた体力勝負が過熱している。

「減益までは見込んでいたが、下げ幅が予想以上だった」。業績を説明する担当者の歯切れが悪い。
七月三十日に発表したアルビス（射水市）の二〇〇九年三月期第１四半期の連結決算で営業損益が
初めて赤字を計上したのだ。

アルビスは、昨年十二月から一部商品の価格を割り引く「家計応援キャンペーン」を直営、取引先の
約八十店舗で展開し、消費のてこ入れを進めてきた。原油高の影響で多くの商品を値上げした
四月以降は、客の買い物の頻度や購入品数が減ったこともあり、ＰＢ商品の値下げも実施して
巻き返しを図ったが、収益面で計画を下回った。

同社は、昨年からの北陸三県での新店舗開業による経費負担増も業績に響いたとしながらも「安さを
武器とする競合店に対抗する以上、利益率を抑えてでも売らなければならない」と厳しい状況を
吐露する。地盤である富山県では、大阪屋ショップ（富山市）の“薄利多売”戦略で激しい価格競争が
繰り広げられており、「キャンペーンをしていなかったら収益はもっと下がっていたかもしれない」と
分析している。

ただ、みすみす赤字幅を拡大するわけにはいかない。アルビスは「メーカー品に比べて粗利益率が
高く価格も安いＰＢ商品や、従来の売れ筋より一回り小さいサイズの商品を目立たせて陳列することで、
消費者に値ごろ感を与えたい」と強調。キャンペーンも継続しながら、入念な販売予測を立てた上での
計画的な発注で、売れ残り品の廃棄率や仕入れコストの低減を目指す。

一方、価格競争を仕掛けたとされる大阪屋ショップや新鮮市場（同）など富山の競合スーパーは、
新規出店による規模拡大で売り上げを伸ばし、苦境を乗り切る考えだ。

大阪屋ショップは、今年四月以降、未出店だった高岡、滑川両市に進出。「安さ」を前面に出す価格
設定で集客を進める。同社は今後三年以内に高岡市内で三店舗の開業を計画するほか、他地域でも
大型店の出店に適した土地を探しており「資材高で出店コストも上がっているが、大阪屋を必要とする
消費者の声に応えたい」（広報担当）と積極的だ。

新鮮市場も、今月一日に富山市より東では初となる立山インター店を富山県立山町に開業。地場の
零細店舗がほとんどだった地域でのシェア拡大を図る。

価格競争が激しさを増す富山とは一線を画し、石川のスーパーは販売方法の見直しや独自性のある
商品開発で顧客を取り込む。

>>2に続く
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080812301.htm

>>1の続き

マルエー（白山市）は、客単価が低下しているものの、価格を再値上げする際の客離れを懸念して
極端な値下げには踏み切らない方針。ただ、値上げしていない商品の販売を強化することで手ごろな
価格設定をアピールする。東京ストアー（金沢市）は地元の人気レストランと共同で、ドレッシングなど
地物食材を使った商品を開発するなど、品質の高さで顧客の囲い込みに取り組んでいる。

バロー（岐阜県多治見市）は、今春から三種類のＰＢ商品を新たに投入し、六月末にはＰＢ商品の
開発を行う子会社を設立。今月末に南砺市の北陸物流センターの拡張工事完了を予定するほか、
九月に小浜市、十一月に高岡市に出店を計画し、北陸三県での七十店舗、売上高一千億円体制への
足がかりとする。

商品の値上げがとどまる気配は見られず、「利益面が急激に改善できるとは考えられない」（流通
関係者）との声も上がる。地元、県外勢が入り乱れての体力消耗戦から、業界再編の動きが
広がりそうだ。

【8月12日03時17分更新】

北國銀行に入行できた貴方は人生の勝者

悪循環の典型ですな

こういう消耗戦って結局企業も家庭も巡り巡って損するだけだと思うけどな。

いつも思うんだが、日本って、自動車にしろ家電にしろ航空にしろ小売にしろ、
なんで同じような商品を扱う同じような企業ばかりが何件もあるんだよ。

そりゃみんなで同じことしてたら、安売り合戦で労働者が締め上げられるのは
わかりきってるだろ。

こう言う商戦てますます食品偽造を招くじゃないの？

>>6
金融財閥。

最悪の状況だな
値段でしか判断しない消費者もバカだが、
安値しか価値の無いスーパーもダメだろ
誰も得しないぞ

そんなに安いほうがいいなら、もうみんなただ働きにして、
衣食住は全部配給制にしちまえよ。
質の向上が望めない資本主義なんて、共産主義以下だろ。

資本主義はもう限界にきてる
トップがまともなら共産主義のほうがよいのだが
いまだかつてまともな独裁者がいたためしがない

先立つものは増えるどころか低収入＆非正社員が増えて物価上昇・見通しも立たないのに金使えるわけが無い
安い方がいいんじゃなくて安くないと買うのを我慢しなきゃならん
使いたくても使う金が無い

両方とも値上げして従業員に還元してやれよ
値下げしても喜ぶのは客だけで良い従業員居なくなるぞ

利益率計算ができてない販売計画でしたって事やん
アホちゃう

>>12

わかるが一番最初にそれをやった所が一番損をする。
しかも他の店が追随する保証はゼロ。

ごめん
>>13だったわ

こんなことやってると全部つぶれるだろうな大手資本以外は

給料下がってるのに値上げするならもう買わない
企業はもっとコスト削減努力すべきだよ

国内のパソコンは値上げしてるけど
誰も買わないだろうな

>>18
まず君の給料を無くすところから始めましょうか。

馬鹿じゃないか　やるだけ無駄


　消費者が努力しないんだから景気は良くならない
　消費者の努力不足

ダイエー、ショップ９９。。
価格破壊できたところは一様に行き詰まるっていうのに
懲りないというか、しつこいというか。
敗者はさっさと退場するか吸収してもらうかしろよ。

こんなのについていかざるを得ない卸、メーカーも悲惨だな

>>22
無能な経営者ほど　メーカー叩いて安くする事しかしない
しかもこれを企業努力だと言う

まさに　努力で同情を買おうという詐欺行為

>従来の売れ筋より一回り小さいサイズの商品を目立たせて陳列することで、
消費者に値ごろ感を与えたい

これをやることで、流通コストや包装コストが上がり、
さらに家計の負担が上がるのだが、消費者はどうして気がつかないのだろうか。
ヨーロッパみたいに質量あたり単価を値札に表示しないとだめだな。

>>17
アルビスには三菱商事がついてるから。
商事の資本が入ってから、アルビスの業績はどんどん落ち込んでいるのだが、
それを見越して商事の資本を仰いだのか、
それとも、商事の資本が入ったから業績が落ちているのか。

こういう安かろう商戦のエリアでも、個性的なラインナップで高価格設定の店が一人勝ちしてるんだろうな
経営者、バイヤーともに無能すぎてあきれた

こういうのが偽装の温床だろ

農林水産省
ttp://www.maff.go.jp/index.html

近所のスーパーの偽装を、農水省Webサイトでチェックしよう。

大阪屋の安さは異常

コロッケ５個100円、アジフライ３枚100円、トンガリコーンが128円（ドン・キホーテだと158円）
アピタやジャスコは高くて買う気が起こらない

なんでそんなに安くできるんだろうね

>>11
ごく小さい範囲でなら共産主義も有用なんだよ。

大きくなりすぎると駄目になるんだけど。