★武蔵野銀、純利益23%減 今期予想を下方修正
武蔵野銀行は8日、2009年3月期の連結純利益が前期比23%減の83億円にとどまりそうだと
発表した。当初は113億円を予想していた。預金や貸出金は伸びるが、建設や不動産関連を
中心とする取引先の業況悪化に伴って不良債権の処理費用が膨らみ、収益の下振れ要因となる。
経常利益は前期比21%減の142億円の見通し。当初予想を58億円下回る。単体ベースで
当初予想比33億円の引当金を積み増すことや、債務担保証券(CDO)の減損処理などが
重しとなる。「県内経済の回復には今しばらく時間を要すると思われるため、今後の取引先の
業況悪化に備え、貸倒引当金を目いっぱい積み増し、引き当て強化を図る」(加藤喜久雄頭取)と
いう。
経常収益は900億円の予想を据え置いた。本業のもうけを示す、単体のコア業務純益は
当初予想比4%減の237億円の見通しだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080808c3b0806308.html