★札幌北洋HD、純利益51%減少 4―6月期
札幌北洋ホールディングス(HD)が7日発表した2008年4―6月期決算は、連結純利益が42億円と
前年同期に比べ51%減った。建設業や不動産業など融資先の債務者区分を見直した結果、
不良債権処理費用が大幅に増えたため。一方、すでに4―6月期決算を発表済みの北海道銀行は
前年同期に不良債権処理額が多く、純利益は42%増だった。
札幌北洋HDの不良債権処理費用は79億円と前年同期の8億円から10倍近くに膨らんだ。
当初計画では、9月までの上期に60億円を見込んでいたが、第1四半期で想定額を上回った。
7月に破産手続きに入った北野組(旭川市)向け融資を巡る損失は、第2四半期に追加的に
計上する方針だ。「現時点で利益計画を修正する考えはない」(菊地豊彦専務)とするが、新たな
取引先の破綻発生などで不良債権処理損失額が高止まりすれば、業績予想の下方修正を
迫られる可能性もある。
ソース:NIKKEI NET 8月8日
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080807c3c0700u07.html