【海外】住宅ローン対策法案成立へ　焦げ付き、差し押さえ急増の歯止めとなるか−米国 [7/24]

★住宅ローン対策法案成立へ　焦げ付き、差し押さえ急増の歯止めとなるか

米下院は２３日、政府系住宅金融２社の支援策や低所得者向け高金利型住宅ローン（サブプライムローン）の
借り手救済策を盛り込んだ住宅ローン対策法案を可決した。早ければ週内に上院で可決し、ブッシュ大統領の
署名を得て成立する見込みだ。サブプライム問題が表面化してからまもなく１年を迎えるが、焦げ付きは
富裕層まで広がり、差し押さえ急増による街の荒廃も全米で進んでいる。住宅不況と景気低迷の悪循環を
断ち切る契機となるか。

首都近郊のバージニア州プリンスウィリアム郡で先月中旬、住宅差し押さえ防止の相談会が非営利団体、
責任融資センター（ＣＲＬ）の主催で開かれた。同郡にはサブプライムローンを借りて住宅を購入した移民層が
集中。集まった約４０人の住民は全米で約２００万人いるといわれる差し押さえ予備軍の一部だ。

南米ペルー出身のマケル・フェルナンドさん（３９）は「サインすればアメリカンドリームが手に入る」と
ブローカーに勧誘されて１年半前に住宅を購入。造園会社で働くが、住宅不況で仕事が減り、月額
３３００ドル（約３５万円）の返済額の支払いが困難になった。集まった借り手たちは多くが住宅や建設関連の
職につき、昨夏以降の金融市場の混乱や景気減速のあおりで、所得が減少。そこにガソリンや食料品などの
インフレが直撃し、支払い難に陥っていた。

住宅調査会社リアルティ・トラックによると、今年１〜６月の全米の差し押さえ件数は、昨年同期比５６％増の
１４４万件。差し押さえは周辺の住宅価格を下げ、別の差し押さえを誘発する。ＣＲＬの調査によると、近隣の
差し押さえで自宅の価値に影響を受ける世帯は全米４１００万世帯、目減りした住宅資産価値は３５６０億ドル
（約３８兆円）に上る。その逆資産効果は消費落ち込みだけでなく、地域社会の破壊を招く。

クリーブランド（オハイオ州）やボルティモア（メリーランド州）など差し押さえ急増に街が荒廃した全米の
大都市は今年に入り、再開発費用を求めて、サブプライム融資を急拡大させた大手金融機関を相手に
訴訟を起したほどだ。

“津波”は低所得者層からミドルクラス、富裕層にまで波及。高額ローンが支払えず１００万ドル（１０６億円）
以上の邸宅が差し押さえとなる「ラグジャリー・フォークロージャー（豪華な差し押さえ）」も起き、豪邸を
手放すテレビタレントや元プロスポーツ選手らセレブも珍しくない。

サブプライム問題は約１年経過し、連邦住宅抵当金庫（ファニーメイ）と連邦住宅貸付抵当公社
（フレディマック）に行き着いた。約１２兆ドルの全米住宅ローン残高の半分を保証・保有。焦げ付きは
サブプライムから両社の保証ローンに拡大し、信用不安を招いている。

税金による借り手救済に反対していたブッシュ政権は２３日、法案に署名する意向を示した。「両社の信頼
回復は米住宅市場と金融システムの安定化にあまりに重要で、早急な行動は避けて通れない」（ペリーノ
大統領報道官）という危機感からだった。

（ワシントン　渡辺浩生）2008.7.24 18:56
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080724/fnc0807241855015-n1.htm

まあ返済期間を延ばしてやって、何とか払えるようにしてやれば、不動産価格
下落も底を打つということか。

ローン利率据え置き法案とか出してるけど、貸し控えを助長するだけ

>所得が減少。そこにガソリンや食料品などのインフレが直撃し

これがスタグフレーションってやつですか？

飛ばしたって負債が消える訳じゃないし。

市場に任せておけば、住宅価格は下がるが、いずれ底を打ち、また上がり始める。
公的資金を投入すると下げ止まるが、本来下がる分を借金として抱えるので
借金を返済し終えるまで上がらなくなる。

長い目でみるとどっちがいいのか。

肝心の法案の内容が書かれてないような気がするが・・・

もう住宅ローンだけの問題じゃありませんぜ・・・・

米国の債務危機がクレジットカード分野に波及、支払い延滞率上昇
7月24日19時20分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000901-reu-bus_all

アメリカ政府自体が一回破産してゼロから始めればいんじゃないか？

>>2
景気は変動するものだから、不景気になったときに差し押さえするより、
返済期間を延ばしてやって、景気が回復するまで先延ばしし、景気対策をした方が
いいと思う。

ところが、処理を先延ばしすると傷が深くなると主張して、
銀行の不良資産を二束三文でたたき売らせ、
外資に大儲けさせたのが竹中。
経済学者は政治家よりもずっと大きな害を与える。

あの人は学者の中では異端というか・・・

>>1
×　１００万ドル（106億円）

○　１００万ドル (1億600万円）

＞豪邸を手放すテレビタレントや元プロスポーツ選手らセレブも珍しくない。

アメリカも千昌男のことを笑っていたけど、こんどは自分たちも同じ目にあっていやがる(´,_ゝ`)プッ

>>2
ノンリコースローンだから、家を手放せば借金はちゃら。

住宅の時価がローン残高を上回ってるので、返済を続ける意味はない。

そもそも、

>>1
>南米ペルー出身のマケル・フェルナンドさん（３９）は「サインすればアメリカンドリームが手に入る」と
>ブローカーに勧誘されて１年半前に住宅を購入。造園会社で働くが、住宅不況で仕事が減り、月額
>３３００ドル（約３５万円）の返済額の支払いが困難になった。

不況じゃなくても移民したての奴にこんな返済額が払えるわけない。

そもそも貧乏人をだしにして金儲けしようとしたのがサブプライムローン
貧乏人が家を失おうとそんなの関係ねぇオッパッピーッ