八戸市のケーブルテレビ事業者・八戸テレビ放送(HTV)が八月一日から、
岩手県の民放全四局の地上デジタル放送を配信する見通しになった。
既に四月からフジテレビ系の岩手めんこいテレビ(盛岡市、MIT)の地デジ放送の
区域外再送信を開始しており、HTVは、青森県内民放局と同じキー局の三局からも、
二十一日までに内諾を得たとしている。
岩手県内の民放による地デジ放送は昨年八月二十日にスタート。HTVは当初、
青森、岩手双方の民放の同意を得られず、青森県内に系列局のないMITを除き、
テレビ岩手、IBC岩手放送、岩手朝日テレビの再送信ができない状況が続いていた。
四月末には、総務省が再送信に関するガイドラインを公表。放送事業者が区域外再送信に
同意しない場合、人的、経済的に地域間の関連性が低いなど「放送の地域性にかかる意図」
が侵害される正当な理由の説明を求めていることも、HTVにとって後押しとなった格好だ。
HTVの島守正典社長は「八戸市と岩手県北は同じ生活・文化圏。岩手の情報を求めている
市内の視聴者は多い」と述べ、配信の必要性を指摘している。
HTVが視聴可能な約五万八千世帯のうち、加入済みは約二万二千世帯。
同社は岩手県内四民放局の配信開始を機に、加入率アップを図りたい考えだ。
ソースは
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2008/07/22/new0807220902.htm 依頼を受けてたてました。