サウジアラビアは米メジャー(国際石油資本)のシェブロンがクウェートとの
国境地帯で操業する油田について、2009年2月の権益期限後も更新を
認めることを決めた。サウジ国営通信が閣議決定として伝えた。
世界最大の原油埋蔵量を有するサウジは現在油田開発への外資参入を
認めていない。
1949年に権益を取得したシェブロンの油田はサウジに唯一残る外資油田。
00年に政府が先頭に立って交渉しながら権益更新に失敗した日本のアラビア石油と
対照的な結果となった。
対象となるのはサウジ、クウェート国境地帯に広がるワフラ、南フワリス、
ウムグダイルなどの油田群。生産量は日量30万バレル。
国営通信によると、サウジ政府はヌアイミ石油鉱物資源相にシェブロンとの
権益更新文書に署名する権限を与えた。
新たな権益期間など条件は不明。
ワフラ油田の原油を一部引き取る権利を持つクウェートもサウジの決定を
了承するものとみられる。
ソースは
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080717AT2M1602616072008.html 依頼を受けてたてました。