国外の航空会社が、米国向け路線でビジネスとエコノミー・クラスの中間に位置する
「プレミアム(高級)エコノミー」を充実させ始めた。
ニューヨーク・タイムズによると、高級エコノミーは10年以上前から一部の外国航空で
導入されていたが、最近は数社が予算を増やし、エコノミーよりも足の置き場が広い
座席や、より豪華な食事、搭乗優先権を提供するなどして高級エコノミーの定義を拡大
している。米航空会社で高級エコノミーを導入している社はない。
英ヴァージン・アトランティックは昨年、高級エコノミー・サービスの見直しを
行ったほか、英国航空のオープン・スカイ(OpenSkies)も6月中旬に同サービスを
開始した。このほか、豪カンタス航空と日本航空も今年、米国向け路線で新規導入する。
フォレスター・リサーチのアナリスト、ヘンリー・ハーテベルト氏は
「現在のビジネスは以前のファースト・クラスに近く、高級エコノミーは1980年代の
ビジネスに似ている」と前置きしながら、「じわじわと各クラスの向上を図る各社の
新戦略は賢明」と評価する。
オープンスカイは新サービスを、「エコノミー」ではなく「プレミアム・プラス
(prem-plus)」と呼ぶことで区別している。6月中旬、同クラスを備えた同社の
第1便がパリ・オルリー空港からケネディ国際空港に到着した日、
同社のデイル・モス取締役は「高級エコノミーではない。
ビジネスクラス・ベッドに対するビジネスクラス・シートだ」と強調した。
日本航空は8月1日、ニューヨーク便で、リクライニングが自在で前席の背もたれが
倒れてこない「スカイシェルシート」を備えた高級エコノミーをデビューさせる。
価格はエコノミーのほぼ2倍で、ビジネスの半額となっている。
ソースは
http://www.usfl.com/Daily/News/08/07/0716_033.asp?id=62286 依頼を受けてたてました。