【地域経済/金融】景気減速、生き残りかけ積極融資--兵庫の金融機関 [07/18]

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1ライトスタッフ◎φ ★
兵庫県内の地域金融機関が二〇〇八年度に入っても、営業強化の手を緩めていない。
法人営業の人員を拡充するほか、経済団体と連携したり、協調融資に向けた組織を発足させたり
など、大手銀行や他府県の銀行を含めた競争が激しい兵庫で存在感を高めるのが狙い。
原油、原材料高などで景況感の悪化が鮮明となりつつある中、優良な融資先を囲い込むことで
収益を確保する。

みなと銀行(神戸市中央区)は今年四月、法人取引の専門部署を改組し、人員を約二倍の
六十五人に拡充した。法人担当グループを三つに増やした上で、二十七人を尼崎、姫路、
明石など主要六支店に常駐させ、新規開拓や企業の合併・買収、取引仲介などの法人営業を
強化する。証券国際部にあった中国室、上海駐在員事務所を移管し、中国ビジネスの支援にも
力を入れる。

県内に本店を置く十一信用金庫は五月、信金中央金庫神戸支店(神戸市中央区)と組み、
複数の信金が協調して大型融資をする「シンジケートローン協議会」を発足させた。

参加信金の融資条件の調整や、契約書の作成など主幹事業務のノウハウを信金中金が供与する。
信金は一定規模を超える企業への融資が制限されており、各信金が顧客情報を交換したり、
主幹事業務に関するセミナーを開いたりなどして、新たな融資先を開拓する。

兵庫県信用組合(同市中央区)は五月末、融資先の経営支援を強化するため、県内の中小企業
団体が加盟する県中小企業団体中央会と手を結んだ。中央会が提携する技術士、中小企業診断士
らを融資先に派遣。新商品開発や取引仲介などを支援し資金需要を掘り起こす。

各金融機関が法人取引を強化するのは、景気の減速感が鮮明となりつつある中、将来的に
資金需要が細ることへの危機感がある。

日銀神戸支店によると、〇七年度の貸出残高は十五兆五千三百二十九億円(前年度比1・2%増)
と二年ぶりのプラスに転じた。

しかし増加の主因は、過去の高金利時に発行した地方債を繰り上げ償還する自治体向けに、
大手銀行が借り換え融資を急増させたため。地域金融機関が得意とする中小企業は、景気の
回復局面で稼いだ現金を債務圧縮に充てるところが多く、「資金需要は弱い」(県内信金幹部)
との見方が大勢だ。

近畿財務局神戸財務事務所の統計では、二〇〇八年度の設備投資計画は中小企業で前年度比
51%減。〇七年度の対前年度比(20・3%減)よりマイナス幅が広がっており、
「急激に資金需要が伸びることはない」(県内金融機関幹部)。近年は他府県の金融機関が
県内進出を積極化させており、「金融機関としての存在感が競争を左右する」(みなと銀)
という。

一方、日銀神戸支店の県内百社アンケートでは、融資に際して金融機関は担保や企業の財務に
着目する一方、企業側は技術力や知的財産、事業の収益性を評価するよう金融機関に求める
意見が多かった。

同支店は「担保などに過度に依存せず、金融機関は企業価値を見極める必要がある」としており、
新たな融資手法の確立も競争力を分けそうだ。

◎ソース 神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0001243959.shtml
2名刺は切らしておりまして:2008/07/19(土) 17:31:01 ID:U3KxNnHo
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3名刺は切らしておりまして
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