★日本コーンスターチ、コメでんぷんを販売−原料の多様化推進
日本コーンスターチ(東京都港区、倉地聡一郎社長、03・5570・7000)はコメを原料としたコメでんぷん
(スターチ)の販売に乗り出す。これまでスターチの原料はトウモロコシが一般的だったが、トウモロコシ
相場が高騰する中、割安感が出てきたコメを原料として積極的に活用する。コメでんぷんの特性を
アピールし、初年度に数社への納入を見込む。穀物の入手が困難になるケースも想定し、原料の
多様化を推進する。
販売に先駆け、販売会社として日本米粉(東京都港区)を設立した。コメでんぷんは既存のスターチ
商品と同様に食用を始め、工業用分野などでの利用も期待できる。通常のコーンスターチに比べると
価格は高いものの、粒状の違いなどメリットを生かせるケースもある。既存の取引先などにコメでんぷんの
提案を進める。製造については衣浦事業所(愛知県碧南市)の既存設備を活用する。
(掲載日 2008年07月18日)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820080718130ceag.html