★高速バスと船、セット券強化 中央バス 札幌−盛岡など新設
ガソリン高騰でマイカー利用を控える動きが強まる中、北海道中央バス(小樽)は、フェリーや観光船と
高速バスを組み合わせたセット券の販売を強化する。行楽シーズンを迎え、青函航路の高速フェリー
「ナッチャンRera(レラ)/World(ワールド)」を利用する札幌−盛岡の新商品などを投入して、割安感と
スローな旅の魅力を打ち出す。
札幌−盛岡のセット券は二十日に発売する。ナッチャンを運航する東日本フェリー(函館)、青森−盛岡の
高速バスを運行する弘南バス(弘前)などと共同実施する。移動距離は六百十四キロ、乗車時間は
計約十時間三十分に及ぶが、運賃はフェリーとバスを個別に購入した場合より23%安い大人
片道一万円に設定する。
一方、六月下旬には紋別の観光船ガリンコ号の乗船券と、札幌−旭川−紋別の高速バス往復の
セット券を発売した。夏のガリンコ号は釣りクルーズを行っており、釣り愛好者や家族連れに人気。
料金は札幌発着で個別購入より12%前後安い往復一万二百円から。
中央バスによると、ガソリンの値上がりが進んだ昨年から札幌−帯広、同−紋別などで高速バスの
利用が数%伸びており、同社は「学生や高齢者を中心に人気が高まっている」とみている。
(07/08 07:20)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/103637.html