★東証大引け・大幅反落、1万3000円台は維持――主力株は全面安
8日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落。終値は前日比326円94銭(2.45%)安の
1万3033円10銭で、4月15日(1万2990円)以来の安い水準を付けた。7日の米金融株安のほか、
後場はアジア株安が主力株への売りに拍車をかけ、株価指数先物への仕掛け的な売りも
巻き込んで日経平均は下げ幅を拡大した。後場中ごろには取引時間中で4月15日以来の
1万3000円割れとなる場面もあった。ただ、大引けにかけては押し目買いや売り方の買い戻しが
入り、1万3000円台は維持して終えた。東証株価指数(TOPIX)も大幅に反落。終値は前日比
29.29ポイント安の1283.51と、4月16日(1271)以来の安値水準だった。
前日の米株式市場では、財務懸念などから政府系住宅金融株や大手金融株が軒並み安となり、
東京市場でも大手銀行株を中心に売りが波及した。外部環境の不透明感を受け、前日に
13営業日ぶりに反発した局面で買いを入れていた投資家による見切り売りや、リスク許容度の
低下に伴う国内外の機関投資家による売りなどが膨らみ、主力株はほぼ全面安となった。
「株価指数先物売り・債券先物買い」の動きがあったとの声も聞かれた。
東証1部の売買代金は概算で2兆904億円と3営業日ぶりに2兆円台を回復した。売買高は
19億5148万株。東証1部の値下がり銘柄数は1515と3月3日(1615)以来の高水準だった。
値上がり銘柄数は147、変わらずは57だった。〔NQN〕
ソース:NIKKEI NET (15:27)
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20080708m1ASS0ISS16080708.html