組込み技術に関連する産学官19機関、団体、企業は18日、いわて組込みシステム
コンソーシアムを設立する。産学官が一体となり組込みシステム産業の競争力を強化。
本県の産業集積で「連峰」をなす自動車、半導体の融合も促進し、
本県ものづくり産業の高付加価値化を図る。
いわて組込みシステムコンソーシアムは業界ニーズや技術情報を提供する主要企業6社、
人材育成や研究機能を担う県立大や岩手大、一関高専、県立産業技術短期大学校、
県工業技術センター、支援施策を打ち出す県や盛岡市、滝沢村、いわて産業振興センター、
岩手ソフトウエアセンター、ネットワーク機能を担う組込み技術研究会、
インテリジェントシステム研究会で構成。
2カ月に1回程度、連携会議を開き、実態調査や課題分析、情報共有し、企業間連携の
活発な展開や体系的な人材育成供給、技術力・対応力ある地場企業群育成を図る。
産業機械やロボット、携帯電話、情報家電などの組込みシステム産業の競争力を強化、
自動車、半導体産業の融合を促進。本県ものづくり産業の付加価値を高める。
情報技術(IT)産業の進展に伴い、組込みシステム市場は拡大。首都圏や中部圏の
組込み技術者不足を背景に、大手企業が有能な人材を確保するため盛岡地域を中心に
続々と本県に進出している。
県内では大学、高専、支援機関や行政などで人材育成や産業振興の取り組みが急速に
進展。県外でも組込み産業振興の動きが活発化しており、県科学・ものづくり振興課の
黒沢芳明総括課長は
「ものづくり産業の付加価値化に向け、一体的に組込みシステム産業の振興を図って
いきたい」と意欲を示している。
組込みソフトウエアとは 産業機器や家電製品などに内蔵される、動作制御や特定機能を
実現するソフトウエア。自動車や携帯電話、家電など身の回りにあるほとんどの機器に
搭載されている。現代の産業を支え、製品・サービスの付加価値を高める経済社会基盤
として注目が高まっているが、国内の技術者不足が課題となっている。
ソースは
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080706_8 依頼を受けてたてました。