【精密機器】医療ビジネスで意外なほど潤うカメラメーカーの“好景気”[08/07/03]

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1やるっきゃ騎士φ ★:2008/07/03(木) 10:29:26 ID:???
ソースは
http://diamond.jp/series/analysis/10022/
http://diamond.jp/series/analysis/10022/?page=2
http://diamond.jp/series/analysis/10022/?page=3

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「デジカメメーカーが、医療機器で大繁盛している」
こんな話を聞いたら、不思議に思うカメラユーザーは少なくないだろう。

高齢化などによる医療機器需要の増大を受け、現在、医療ビジネスは「大隆盛」の様相を
呈している。そんななか、気炎を上げるのが、富士フイルムホールディングス、
オリンパス、コニカミノルタホールディングス、ペンタックス(2007年にHOYAへ
吸収合併)など、これまでデジタルカメラで世界的なシェアを取って来た精密機械、
情報機器メーカー各社だ。

世界のデジカメ市場は現在も成長を続けているものの、国内はすでに過当競争に陥って
いる。そのため、ここ数年のあいだにカメラ事業を止めた企業も少なくない。05年に
京セラが国内のデジカメから撤退。06年にはコニカミノルタがカメラ事業を止め、
一眼レフカメラをソニーに譲渡した。イーストマン・コダックもデジカメの製造部門を
他社に売却している。

しかし、このような環境下で従来のプレーヤーが元気をなくしているかと言えば、実は
さにあらず。各社はカメラ事業と並行して、これまで医療ビジネスでも着々と収益を
稼いで来たのだ。モノによっては1台数百-数千万円もする医療機器は、各社にとって
今や一大収益源。すでに世界的なシェアを持ち、利益率がカメラ事業を大きく上回って
いる企業も少なくない。

いったい、なぜカメラメーカーが医療なのか?

彼らが成功している理由は、カメラ事業で培った精度の高い光学・精密技術を、医療機器で
存分に活用できるため。「高度なテクノロジーがないと勝ち残れないので、これまでは
新規参入者が比較的少なかった」(精密機械メーカー幹部)という市場特性も追い風に
なっている。

-続きます-
2やるっきゃ騎士φ ★:2008/07/03(木) 10:30:03 ID:???
-続きです-
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■経営資源を集中してV字回復 富士フイルムの「凄み」
各社の医療事業を分析すると、その勢いは堅調そのものだ。

その代表例が富士フイルム。デジカメの普及などにより、フィルム事業は2000年頃から
急速に落ち込み、今や売上高は全体の数%程度となっている。そこで同社は、04年に
中期経営計画「VISION75」を策定。FPD(フラットパネル・ディスプレイ)などの
高機能材料、携帯向けレンズなどの光学デバイス、医療機器などの成長分野に経営資源を
集中して、数千億円もの投資を行なった。その結果、06年度には見事に「V字回復」を
達成。2007年度は売上高(約2兆8470億円)、営業利益(約2000億円)とも、
過去最高を記録したのである。

なかでも成長著しいのが、売上高約2900億円に達した「メディカルシステム・
ライフサイエンス事業」。今後2年間で24%の成長が見込まれている。
今年3月には富山化学工業を買収し、治療分野への進出も視野に入った。

増収増益を続けるオリンパスの医療事業も、約3530億円規模とかなり大きい。
連結売上高の3割強を占めており、営業利益率はじつに3割弱に及ぶというから、
驚くほど効率がよい事業なのだ。

昨年HOYAと合併したペンタックスも、知る人ぞ知る医療機器の老舗だ。合併前の
医療事業の営業利益は、全事業の半分あまりを占めていた。「自社の光学技術と
相乗効果が望めるペンタックスの医療事業は、じつに魅力的」とHOYAは意気軒昂である。

依然、デジカメメーカーの印象が強く残るコニカミノルタにおいても、「メディカル&
グラフィック事業」を手がけるコニカミノルタエムジーの業績を、医療分野が牽引。
売上高は微増を維持している。

■独走オリンパスに追随 「鼻から入れる内視鏡」も登場
各社とも、医療事業の貢献度はかくも大きい。
それでは、実際にどんな製品が売れているのだろうか。

医療機器と言われてまず思い浮かべるのは、「内視鏡」だろう。参入者が多く、各社は
バラエティに富んだ商品開発を行なっている。消化器内視鏡で抜きん出ているのが、
世界シェア約7割を誇るオリンパスだ。HOYA(ペンタックス)が約2割程度、
富士フイルム(フジノン)が1割強とそれに続く。
 
オリンパスの医療用内視鏡を例にとれば、消化器内視鏡をはじめ、処置具、
内視鏡外科手術用機器、治療機器など、ラインナップは豊富だ。
消化器内視鏡ではハイビジョン画像を初めて実現し、毛細血管まで鮮明に見えるのが
最大のウリ。カメラや顕微鏡事業で培った撮像光学系、画像処理の技術が、いかんなく
発揮されているのだ。

ちなみにこの消化器内視鏡、体内を見るだけでなく、処置具を入れて治療もできる。
粘膜の組織採取や止血、早期がんの切除も可能なスグレモノだという。外科分野でも、
胆嚢摘出時に腹部を切開せずに、いくつか穴を開けるだけで手術ができるようになった。

同社がトップを独走できる強みは、「医療現場で長年培ってきたドクターとのネットワーク
と製品の信頼感に尽きる」(小林哲男・オリンパスメディカルシステムズ経営企画部部長)
という。現場の「買い替え需要」さえ見逃さない営業ぶりには、同業他社も舌を巻いている。

-続きます-
3やるっきゃ騎士φ ★:2008/07/03(木) 10:31:16 ID:???
-続きです-
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これに対して富士フイルムは、鼻から挿入する「経鼻内視鏡」に定評がある。
「ノドを通す内視鏡と違って吐き気を催さない」と患者の人気は上々で、医療現場の
需要もうなぎ登りだ。ペンタックスは、初めてメガピクセルCCD(撮像素子)を
搭載した消化器内視鏡システムに注目が集まっている。

■医療画像診断機器に強い老舗のフィルムメーカー
「医療画像診断機器」にも、熱い視線が注がれている。X線写真のフィルムや現像機では、
富士フイルムやコニカミノルタ(旧コニカ)など、従来のフィルムメーカーに一日の長が
ある。両社とも、1930年代にレントゲンが発見された直後から、X線フィルム事業を
手がけてきたというパイオニア。実は日本でカメラ産業が本格的に盛り上がる以前から、
基礎となる技術を蓄積してきたのだ。

現在に続く快進撃が始まったのは、デジカメの勃興期と時を同じくする1980年代後半頃
から。X線で撮影した画像を読み取りデジタルに変換するFCR(デジタルX線画像診断
システム)や、それらのデータを蓄積して院内のネットワークで共有できるPACS
(医用画像情報システム)は、今や全国の主要な大病院に軒並み導入されている
スタンダード製品だ。同社の医療事業を率いる加藤久豊取締役は、「納入実績は
FCRが約5万台、PACSが約1700サイトで世界トップシェア」と胸を張る。

一方、コニカミノルタは、「富士フイルムに負けじ」と、主に小規模診療所向けに機能や
サイズを特化したFCR、PACSで営業攻勢をかけている。経営難で減小し続ける
大病院と比べて、全国の一般診療所はこの10年間で2万件近く増え続けている有望市場だ。
「最近は、裾野が広がる動物病院にも注目している」(椎野富晴・コニカミノルタ
ヘルスケア営業本部病院営業部長)と、市場開拓に余念がない。

「眼内レンズ」や「人口骨」で独走するのはHOYAだ。合併前からHOYAが得意と
してきた眼内レンズは、白内障で失った視力を回復させるための水晶体、傘下の
ペンタックスが開発してきた人口骨は、病気や怪我などで失った腰椎、頭蓋骨などの
一部を補う人口素材である。「いずれも、今後大きな需要拡大が期待される注目分野」
(伊藤直司・HOYA総務部マネジャー)と、関係者の鼻息は荒い。

まさに大隆盛の医療ビジネスだが、「最近は薬価改定や異業種分野からの新規参入者増加
により、市場の見通しはそうそう甘くない」(精密機械メーカー幹部)のも事実。病院の
診療報酬が減る一方、自動車メーカーや警備会社大手も、介護ロボット開発や、医療現場の
監視システムなどに乗り出し始めている。今後、競争の激化は避けられないだろう。

とはいえ、目下のところこれほどの強みを持つ彼らのポジションが、大きく脅かされる
可能性は低い。世界を席巻したデジカメのみならず、実はこんな成長分野でも気炎を
上げているとは、まさに「デジカメメーカー、恐るべし」である。
(ダイヤモンド・オンライン)

-以上です-
依頼を受けてたてました。
4名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 10:34:13 ID:nJaHv794
えぇ、民生品はお遊びですからw
5名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 10:34:53 ID:xvVmY+iF
メーカーの医者への付け届けや接待も凄まじいんだけどな
6名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 10:45:12 ID:cioux59b
タムロンはじまったな
7名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 11:34:58 ID:NWwijk/f
ポラロイドをフジが引き継げよな、医療の場でもよく使うんだから。
8名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 12:07:58 ID:x/9Y1hQG
医療機器屋はボッタクリ
9名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 12:10:56 ID:Xfm4seii
中東の裕福な産油国へぼったくり価格で売りつければ良いよ。
10名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 12:30:28 ID:nyGp5Nex
ところでキヤノンは?
11名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 12:35:13 ID:BcuYIYzF
a
12名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 15:57:53 ID:86Hj6GI4
>>8
厚労省の連中が天下り先確保の為に製薬と医療機器メーカーに
利益を集中させてるからなぁ。
13名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 17:17:06 ID:L1MPsXj9
よりグロテスクになるんだな。頭蓋骨を作ったり、内臓にカメラをぶちこんだり
14名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 17:21:26 ID:6yVxSkpU
オリンパスの拠点は会津若松市なんだよね
15名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 18:08:10 ID:P1usLNa4
俺もこのまえ入院して10年ぶりに
いろんな検査したけど、驚いたよ。

単純X線とかCT・MRI検査棟で撮影して
病棟に戻るともう端末で見られる。
カルテもリレーショナルデータベースに
入ってて、他の血液検査や病歴も
一瞬で出る。

それにしても医者は忙しすぎるとは思った。
この手の機械は効率をあげるのに役立つん
だろうな。

俺の入った病院ではOSがXP、で端末がデル
画像端末のディスプレイだけがEIZOだった。
なんだかな…面白いよな。
16名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 18:19:05 ID:3ia0FfEr
>>15
そしてサーバーダウンでなにもできねwって言う状態がマジで起こる。

バージョンアップ直後とかマジで危険。
17名刺は切らしておりまして:2008/07/03(木) 19:05:07 ID:P1usLNa4
>>16
それはわかるww
XPとかこええよ。
スタンドアローンつか端末がダウンして
リスタートってのは入院中に遭遇したww
CTもXPで動いてて、走査中に固まって
リセット掛けてやり直しw
サーバーダウンはこええなww
18名刺は切らしておりまして
ぼったくりというか、原価を考えればかなり高いのはもちろんだが、
薬事法や厚労省令・ISOとかの規制がうるさいから、人件費で消えてる部分も多いみたいなんだよなあ。

知り合いの医者が言ってたのは
「開業するときに体重計の値段を調べたら、汎用品より1マソも高い。
 理由を営業に聞いても決まりですとしか言わないし罰則もない。
 だからアスクルのカタログにあったのを買っちゃったよ。わっはっは」